トリック・オア・リバース【ゴーストリック即興考察】

ブログのアクセスアップは素早いフットワークから。いやそんなに閲覧数気にしてないけど。

さて、夏パック「SHSP」収録の【ゴーストリック】の全貌が明らかに。

http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/025/205/16/N000/000/000/136877565358113209101_gorth-trick_shsp_563_469.jpg

闇属性かつ☆1悪魔・☆2魔法使い・☆3アンデットと、雰囲気重視の統一。

まず統一効果。
●自分場に「ゴーストリック」と名の付くモンスターが存在する場合のみこのカードは表側表示で召喚できる。
 下級にして召喚制限。《ワーム・ルクイエ》《ボア・ソルジャー》のようなセットスタートを強いられる。
 とはいえ低ステータスのためそこまで不自然な運用でもなく。
 エクシーズ狙いの時等は特殊召喚が絡むため、先出しで存在していれば不都合も少ない。

●このカードは1ターンに1度だけ裏守備にできる。
 サイクル・リバースに見られる効果。ただし現状リバースするメリットはキョンシーのみ。
 現時点では専用サポートの「裏守備」の条件を満たすための役割が主。

そして☆1悪魔は手札誘発の裏SS、☆2魔法使いは相手を裏に、☆3アンデットはサーチ効果を保有。
基本的に通常召喚セットや悪魔のSS効果でモンスターを確保し、リバースの後上位を展開していくデザインか。
初期マドルチェも《二重召喚》で強引に展開していた時代もあったが、反転召喚の手間がある分速度はさらに遅い。
相当な遅延策を意識していかないと、現状では超加速環境についていけない可能性がみられる。

以下、個別カードの解説。
初めに運用の前提となっている魔法・罠から。全文は他の情報ブログや画像を参照下さい。
以下ゴーストリック=GTと略します。

ゴーストリック・ハウス フィールド魔法
 裏守備を《海》下の《伝説のフィッシャーマン》状態にする攻撃耐性型のフィールド。
 また裏守備のみの相手に対して直接攻撃が可能で、ライフを全く削れない状態には陥りにくい。
 「相手プレイヤーに直接攻撃できる」が一方通行か互いにノーガードかで評価の変わる1枚。
 ダメージ半減効果もあり《ブラック・ガーデン》ばりの遅延性能をもち、バーンデッキが悲鳴をあげる。
 低守備でもガイアドラグーンの様な貫通のリスクを緩和できる(そも裏なら殴れないが)。
 このため、《メタモルポット》《デス・ラクーダ》等で手札を確保しながら進める【エクゾディア】や【終焉のカウントダウン】でも有効に利用できる。
 勝利条件にライフが絡まないデッキなら活用が見込め、【デッキ破壊】や【大逆転クイズ】でも採用が期待できる。
 共通効果で裏守備になれるGTではなかなか強固な戦闘耐性を付加することになる。
 数値自体は変わらないため、《ホーリージャベリン》《ドレインシールド》も耐久性が倍増する。
  余談だが、オリカで考えていたアンデッドシリーズでダメージ耐性の猫又が居た。
 
ゴーストリック・アウト 通常罠
 セットモンスターとGT全体に聖衣耐性を与える。
 ハウスによる戦闘耐性とあわせ、防御力重視である。
 元より直接攻撃はしやすいが、《激流葬》《ブラックホール》が採用しやすくなるのは大きい。
 裏守備を守る手段は少なく待望のカードともいえるが、GT公開の手札コストの関係で汎用性は低い。

ゴーストリック・パニック 通常罠
 任意選択の《砂漠の光》。GTの数だけ《月の書》も大量に打てる。
 召喚時に発動し起動効果を発動前に潰したり永続効果を消せるため、幻獣機に多少の有利をとれる。 
 そのまま《異次元の落とし穴》で除去したりAOJの対セット効果繋げることも可能。
 ハウスとあわせ、相手の手を止めつつ直接攻撃が基本戦略となっている。
  そのオリカシリーズには表示形式変更誘発もいた

ゴーストリック・ランタン 闇 星1 悪魔族 800/0
 フェーダーとジェントルーパーを兼ねた効果。
 《ダーク・ファミリア》等は存在するが、自発的に裏でSSされるモンスターはおそらく初では。
 《悪夢再び》にも対応し、召喚制限のあるGTにとって展開の要となるモンスター。地味に黒庭ライン。
 とはいえ表のまま突っ立ってるGTはアルカード程度で、裏でターンを回すのが基本な性質上防御性能の噛み合いは低い。
 ここも「裏は殴られない」というハウスの存在が前提となったデザインとなっている。
  居合とドッペルゲンガーをモチーフにした類似効果のモンスターも作ってたため、きっとパクられた。

ゴーストリック・スペクター 闇 星1 悪魔族 600/0
 破壊のリカバリーでアドバンテージも失いにくいドローソース。
 戦闘耐性が優秀な分、効果破壊される機会も増えるとみられこちらも重要なウェイトを占める。
 極論、《悪夢再び》とこのカード3積で延々とドローブーストしながら壁にする手段もある。
  ドローゴーにも使える。名前ドローゴーストでいいね

ゴーストリックの魔女 闇 星2 魔法使い族 1200/200
 起動効果でセットさせる《月詠命》。ツクヨミラインより100高いが自分モンスターへの悪用は不可。
 《マジカルアンダーテイカー》や《見習い魔術師》からの切返し要員とも考えられるが、召喚制限が痛い。
 基本的にはハウスの直接攻撃効果をサポートする形の運用となるか。

ゴーストリックの雪女 闇 星2 魔法使い族 1000/800
 戦闘破壊誘発で戦闘相手をセット。タイミング・相手の融通が利かない分、ロック効果あり。
 《カイザーコロシアム》等で縛ることで、身動きをとれなくすることもできる。
 ハウスの直接攻撃とあわせ、相手を完全にノーガードにしてハメ状態にできる。
 《拷問車輪》のような補助が要らない分、アドバンス召喚でないと突破できない地味に強固なロックである。
 そのまま除去できる《異次元の女戦士》等と比べると地味ながらポテンシャルを秘めた1枚。

ゴーストリック・キョンシー 闇 星3 アンデット族 400/1800
 ディフェンダー。GT下級内で最高の数値がDEF1800とは、結束が使えないことも相まって戦闘力はやはり低い。
 役割としては《ギアギアーマー》だが、場によってサーチ範囲が変わり基本的に☆1悪魔サーチが仕事となる。
 それでも突破されそうならスペクターでドロー還元、耐えるあてがあればランタンで展開と性能は十分。
 欲を言えばあと100以上DEFが欲しかったが、安定した初手運用のしやすい主力。

ゴーストリック・シュタイン 闇 星3 アンデット族 1600/0
 アタッカー。低打点かつキラトマも適用外の1600は多少厳しい。
 しかし役割としては戦闘破壊性能よりもハウス下で直接攻撃しつつ魔法罠サーチで耐久することなので、
 5撃決殺打点(16×5=80)あるだけでも御の字か。
 《ゾンビ・マスター》と共に《悪夢再び》で回収できるため、展開力の一助にもなる。
 ハウスのイラストで魔女と向かい合っているのを見ると、漫画版の健ちゃんvsガガガガールを思い出しますね。

ゴーストリック・アルカード 闇 ランク3 アンデット族 1800/1600 レベル3モンスター×2
 GTと裏に対する切り込みロック、素材を使った伏せ除去、被除去時のサルベージの3本柱。
 汎用ランク3で除去効果が手に入っただけでもウルトラレアの価値はある。
 数値はキョンシーとシュタインの高い方の攻守を逆転させたものだが素材とのモチーフ上の関係は薄い。
 自身もGTである以上2体並べれば強固な戦闘規制が可能。その他の表モンは対象外のため的を絞られる。
 伏せ除去は魔女やパニックと合わせてそれなりの性能を持つ。できればリンデを避けられればよかったが。
 サルベージ効果はギアギガント枠ながら、それなりに単体運用できなくもないカードもいるためこそっと仕込むのも面白い。

以上のように、現時点の特性としては
・遅延性能が高い
・《悪夢再び》とサーチ効果によりリカバリ能力もある程度
・基本相手の展開は無視したい
  が挙げられると考えられます。

言ってしまえば、《威嚇する咆哮》等の単調な1ターンしのぎを繰り返すデッキに、新たな遅延策を与えたロック系のカテゴリと見ることができるでしょう。
またはシュタインをはじめとした直接攻撃による付属アドバンテージを活かす、【エレキ】に近いビートダウン構築も考えられる。
そのため能力は低いものの、真っ向から殴り合うことは少ないため効果の方が重要と言える。
直接攻撃はハウスによる外付けのため、効果無効に妨害されづらいのもポイント。
ただしセットできなくなる《スキルドレイン》は防御上の観点で鬼門。

相性の良い種族サポート。

《ヘル・セキュリティ》《見習い魔術師》
 種族・レベル・守備力の条件の一致したリクルーター。遅延要員としても優秀なため採用の余地はある。 
 前者はチューナーのため、《フォーミュラ・シンクロン》他を狙うことも考えられる。
 後者の魔力カウンターは活かしにくいが、魔法の比重が小さいため《バベルタワー》で火力補助する手もある。
 ☆3アンデッドさんには《ピラミッド・タートル》をどうぞ。ゴブゾンはシュタイン専用。

《スカル・コンダクター》
 地味にシュタイン1600+キョンシー400=2000と、同時にSSできるように調整されている。
 SSには制約はないため、シュタインと同時に回収しアルカードを即座にエクシーズすることも可能。
  いやぁ、最近のデザイナーは過去のカードよく見てるねぇ

《ワイト夫人》
 専用サポートで事足りてくどい感じもあるが、耐性を得られる。
 2者とも長く維持したいモンスターのため、高い守備と合わせて役立つ場面はあるだろう。

《ミイラの呼び声》
 《二重召喚》での展開ですら相性が悪い性質上、初めにSSできるカードが生きる場面もある。

《アンデットワールド》
 種族を統一してサポートしやすくする他、カイザー雪女ロックの数少ない突破口・アドバンス召喚も封じる。
 ただしハウスと併用できないため、完全に殴る気の無いデッキで御利用下さい。 

《ブリザード・プリンセス》
 ハウスがハマれば場持ちもよく見習いの採用も見込めるため、不足しがちな打点の確保に有効。
 リリース要因に《ジェスター・コンフィ》を採用すれば、《ワンダー・ワンド》も使いやすくランク1も狙いやすくなる。

《ダークネス・ネオスフィア》
 こちらも打点確保要員。《悪夢再び》とSS効果で準備は整えやすい部類。
 効果で戻せる永続罠では除去もできる《安全地帯》等が優秀。

性質的に相性のいいカード。

《カイザーコロシアム》
 雪女の項でも触れたロックカード。展開力に欠けるものの、スペクター・ランタンを初めとした最小限を維持する性能には長けるため相性は悪くない。
 特に近年は下級は展開効果で占められることが多く、エクシーズ等無しでは除去できずハウスの戦闘妨害に涙目になる光景も想像できる。
 アドバンス召喚でどかさざるを得ないこともあり、サイドメタとしてガイウスが復権するかもしれない。
 また、火力稼ぎにはすぐにどくスピリットも有効。《偉大天狗》等のロックも期待できる。
 闇属性を活かし《N0.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》で守れるとなお良いが、種族が合わず《タンホイザーゲート》すらしにくいのは厳しい所。(雪女×2のみ)

《グラビティ・バインド―超重力の網―》《レベル制限B地区》
 高レベルのないシリーズのため、昔ながらのロックパーツを採用することも可能。
 制限解除されいるとおり、エクシーズの影響でそこまで拘束力が強くないのは注意。
 《平和の使者》だとシュタインがひっかかるのが辛い。
 《閃光の双剣トライス》という奥の手もあるが、装備魔法はセット効果と相性が悪い。

《闇の護封剣》
 相手の場のカードをまとめてセットするカード。
 《皆既日食の書》は表になり速攻魔法の利点を活かし辛い上ドローが怖いため、2ターン持つこちらの方が有用。

《ピンポイントガード》
 通常召喚がしづらい上ステータスも低い都合上、蘇生カードは重要なウェイトを占める。
 その中でも、発動タイミングが限られるものの耐性を付加して確実に1ターン持ってくれる点は優秀。
 カイコロロックを維持する場合はリビデの様なフリーチェーン優先か。

《名推理》《モンスターゲート》
 同様に、SSからの展開に。モンゲのコストはセットでも確保できるため展開速度を上げられる。
 レベルが3種類に散っている都合上、名推理の適用率もある程度期待できる。

《追いはぎゴブリン》
 直接攻撃の回数を稼ぎやすい性質上、アドバンテージを広げるために重要な役割を持つ。
 フランケンで毎ターン2アド差を広げるのは中々に鬼畜の所業ともいえる。
 デッキ破壊軸で使う場合は《追いはぎゾンビ》等も。

《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》他戦闘ダメージ・直接攻撃誘発
 永続魔法によるロックを重ねる場合、直接攻撃で凄まじい戦果をあげるカード。
 一度出れば再利用も可能なため、主力アタッカーとしてもある程度期待できる。
 類例として種族の合う《ヴァンパイア・ロード》や、面白い所では《記憶破壊王》等も火力が出る。
 《X-セイバー エアベルン》《暗炎星―ユウシ》《霊滅術師カイクウ》《仮面魔導士》等、下級にも粒ぞろい。
 特に《魂を削る死霊》はステータスも噛み合うため有意義。
 《ヌビアガード》も永続魔法で運用する場合効果が噛み合う。

《地帝グランマーグ》《バイサー・ショック》《海皇の狙撃兵》《ラヴァル炎湖畔の淑女》《ゼンマイマイ》
 セットカードに干渉するカード。GT共通のセット効果により有効に運用できる。
 特に狙撃兵は戦闘ダメージ誘発がハウスの直接攻撃効果にも噛み合っている。
 地帝は基本的にガイウスの下位互換のため、活かす場合は《ダーク・コーリング》を狙っていくべきか。
  相方がランタン程度じゃ3200だが。
 ゼンマイマイは魔女と合わせてそのまま★2にできるため、召喚権さえ足りれば噛み合いはいい。

《ガチガチガンテツ》《ダイガスタ・フェニクス》《アーマー・カッパー》《聖光の宣告者》
 ステータス不足の解消・攻撃の手数・戦闘の保護・墓地回収と必要なものはすべて揃っている。
 難儀なのは☆2を2体並べるのが多少難しい点か。☆1は出やすいため《ダークロン》を使うのも手。
 カッパーは狙撃兵の捨て要員にもなり、パニック・魔女・雪女のセット効果を活かすこともできる。

【サイクル・リバース】
 ハウスやアウトによる裏守備への耐性の恩恵を享受できる。
 《守護者スフィンクス》《スカラベの大群》による除去力が優秀で、シュタインの攻撃も通りやすい。
 《デス・ラクーダ》によるドローブーストとも相性がいい。
 《ステルスバード》はハウスにより火力が半減するため注意が必要。

【ワーム】
 同じ裏守備をベースとしたカテゴリ。
 パニックを隕石同様にヤガンの誘発トリガーにできる他、セット効果によりイリダンを更に十全に活用できる。
 併用することでカオスも導入しやすくなるのは嬉しい所。

【Sin】
 フィールド依存の強い味方。星屑でハウスを守るもよし。
 サイエンは2000火力に落ち込むものの、直接攻撃の引導火力としては期待できる範囲。


基本的な効果は《バトルフェーダー》等既存の下位互換な性能が目立つものの、決して勝ち筋の無いデッキではないようです。
ただし、爆発的なアドバンテージを速攻で得るタイプではないため、常に泥仕合を覚悟するべきでしょう。
いずれは試合が長引いて地味に嫌われる存在になる可能性も。エクストラキル狙いしやすいし。
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Author:戸付湯歌
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たまに漫画・アニメ評とか。
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