スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【SoulCatcher[s]】阿修羅の苦悩と歓喜の雷

音楽って本当にいいもんですねぇ

SoulCatcher[s]は素晴らしい。

この作品を特徴づけるのは、圧倒的な熱量
どの作品よりも「こんな話を描きたい」「音楽の良さを伝えたい」といった魂が伝わってくる。

「指揮者」としてコンクールの突破を目標とするにあたって、第一段階として「指揮者」として認められる過程が最序盤の現在。
そのためキャラクター紹介も兼ねて各パートを回って交流を深め、信頼を得る道程。

その、最初の関門として選ばれたのは

パーカッションのパッション 打樋ソウル3体連結


打楽器。

「吹」奏楽でわざわざ管楽器を選ばずに打楽器を選ぶのって、ひねくれ者やあぶれ者の扱いも多少はあるんですよね。
「入門向けに役立つ」と納得しやすい理由はついているものの、最初に紹介されることになるのは意外でした。
放課後WOでも焦点が当てられた話のあるパートですし、位置づけが明確だからこそ話も作りやすいのかもしれません。

そんな訳で一ひねくれ者出身者としてはそれだけでテンションが鼓舞されたわけですが。
前後編2話の中に高密度で表現された、エッセンスの数々。
今回はそれらの解説をしてみたいと思います。
特性:プレッシャー

【棟梁】打樋透。(うてび とーる、これまたビート&雷神トールを元にしたと思われる凄いネーミングですこと)

激情的な性格ながら心底楽器を楽しんでおり、人望は厚くパートの中心となる人物。

一人目がこのキャスティングというのは、実にぴったりだと思います。

神峰にとって苦手な感情の起伏が大きく攻撃的な性格。
 そこに飛び込んでいける意思の強さの芽生えを表せ、ここ2話での変化が見て取れる。
まっすぐに楽器が好きな人だからこそ、「音を楽しむ」という初めのステップも体現している。
カリスマ性も持ち合わせパート内の意識も一本で、人間関係の複雑さも少ない。
裏表のない性格のため、攻略難易度も高くなく初戦としても立ち向かいやすい方。

荒魂

そんな彼の心は、荒れ狂いヒビ割れている。
自らの「心を砕く」その様子は、怒りや敵意だけでは表せない不安定さを持っていた。

不協和音

秘め事

その原因となっていたのが、メンバーのスランプを解決できず、得られない一体感。
しかしその2人も、何か心に溝を抱えている。

滝田:グロッケン 今金:スネア 滝田:左 今金:右 グロッケン:右 スネア:左
  後編への謎かけとなるシーン。伏線は簡潔

パートリーダーとしての役目も、先輩に見習って果たした。
メンバーも信頼もしている。信じた仲間に割り振った担当楽器のはず。
しかしどんなに「心を砕いて」も解決できない「一体感」の壁に追い詰められてゆく。

そんなに満を持さなくても

その姿、その心を見た神峰のとった行動は・・・?


今回の話が面白くなったのは、神海先生の過剰演出のパターンと棟梁の激情が相性が良かった点だと思います。

もうやめて!棟梁のライフはゼロよ! 心停止

荒々しいタッチを活かした壮絶な苦悩も、心が閉じるタイミングも、最大限の振れ幅で感情が伝わってくる。
「苦悩を通して歓喜に至る」、連載開始時のメッセージ通りの熱い思いの込みあがる物語でした。
この躍動感の表現に最も適していたのは、確かに打楽器なのかもしれません。

今回の話で不幸だったのは、棟梁の同級の2年がこの悩みを共有してあげられなかった事ですよね。
後輩は御覧の通りの健気さなので、同級生として一言言ってやれなかった事が独りで抱えてしまった原因とも。
まさか7人居て1人対6人なんてこともなかろうに・・・。

成績上位校に属していなかったものであまり共感できなかったのが、楽器の担当制でしょうか。
一点特化で極めた方が実力もつきやすいのでしょうが、折角いろんな楽器に触れられるパートなのだから担当楽器で縛るのは寂しいものです。

第一関門

吹奏楽部の空気や薀蓄の伝わる小ネタもしれっと収録。

●クラベス
 演奏時には軽く握って木同士での響きを飛ばす楽器です。
 強く打ち過ぎたり落としてヒビが入ると響きが止まり致命傷になるので大切に触れてあげて下さい。

●マリンバを引きずるな
 こちらも同様に。キャスターこそあれど、引き戸の桟など床には凹凸も多いため。
 想定奏法以上の過剰な衝撃や振動に弱いものなのです、楽器は。

●ティンパニのフレームを持ってはならない
 ちょうどつかみやすい位置にあるがゆえに誰もが一度はやってしまうあるあるネタ。
 ティンパニはリム(フレーム)で打面の張りを調整し音程を変える楽器です。
 力を加えるとチューニングが狂ったり、歪んでしまうためリムには基本触らないようご注意を。

とはいえ、取り巻く環境や心情がベースで楽器そのものに対する紹介は薄かった印象。
なんせ「棟梁の担当はティンパニ」ということすら文面では明示してないですからね。
放課後WOなら今頃「トランペットの音の出し方」の話をしていましたし。
やってることが何か分からないまま進み過ぎるとクロスマネジルートなので、ちょっと懸念は有り。


全員の100%の力を引き出し、まとめ上げるという本作の達成目標を端的に示した今回の話。

心配なのは、この達成をイメージで示すというパターンがソーマさんともろ被りな所だったり…。
あちらは食戟という対戦形式、対してこちらは心情の変化によるカタルシスと棲み分けできるはず…。

あと、「部全体が壁に阻まれている」という状況ながら、今回の要点は世代交代による新しい問題だったりもしたため、解決すべきものがちょっとブレている部分はなきにしもあらずですが。

誘ったら正気を疑われる程度の信用

と、思えば次回はパートリーダー個人の人格に焦点を当てたお話のようで。
同じ部内でこの評価って、どんだけですかwww この過剰な外連味も魅力の一つ。
新連載4話としては掲載順が微妙なような。引き続き応援しなくては。


閑話1

あせばむわー

 それにしても、神峰っちゃんは冷や汗めっちゃかきまくりである。
 一人だけスポーツ漫画にいるんじゃないかって位汗ダラダラである。

 
閑話2
 ところで、巻頭カラー時での棟梁と思しき人ですが。
  キャストオフ
  マレットは持ってる

うそ、バンダナ外したらあのワイルドさが嘘のようなさわやかさ・・・!?
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 週刊少年ジャンプ全般
ジャンル : アニメ・コミック

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

戸付湯歌

Author:戸付湯歌
たかが知れている。

思いつきはツイッター経由。
 思考の嗜好であり、試行の歯垢に過ぎない。

主に遊戯王のカードやデッキの考察、自分専用まとめwiki。
たまに漫画・アニメ評とか。
神海英雄先生のソウルキャッチャーズは永遠の魂です。

主要記事
遊戯王 過去の妄言
ご当地大戦 布教用考察
SoulCatcher[s]章別感想

最新記事
カテゴリ
履歴
マーケティング
TL
検索フォーム
最新コメント
QRコード
QR
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。