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神峰「俺がアイドルのプロデューサー……?」【SC×アイマスSS】

1 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 14:54:03.54 ID:2Vkck2Te0 [1/75]

高木「うむ、君を一目見てティン!ときたよ」

高木「ぜひ我が765プロでプロデューサーとして働いて欲しい」

神峰「え、ちょ。ええ!?」

神峰(なんだこのオッサン! いきなり人を捕まえてアイドルのプロデューサーになれだ!?)

神峰(この年でもうボケてんのか?)

神峰(いや、でも……。このおっさんの心、完全に普通の状態だ)

神峰(嘘も悪意も下心もねえ、少なくとも詐欺やなんかじゃないみてェだが……)


2 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 14:59:54.18 ID:2Vkck2Te0 [2/75]

高木「どうかね? 君には間違いなくプロデューサーとしての才能がある!」

高木「自分で言うのもなんだが私の目に狂いはないからねえ」

高木「それにわが社のアイドル達は皆粒ぞろいだ。きっと気に入る子もいるはずだよ」

神峰「いや、てゆーかそもそも俺まだ高1なんスけど……」

高木「ああそんなことは問題ない。うちにも過去高校生でアイドルと事務員を兼任していた子もいたしね」

高木「君のやる気さえあれば取るに足らない小さなことだよ」

神峰(イヤイヤイヤそんなわけねーだろ!)

神峰(プロデューサーとかいう仕事にそんな詳しいわけじゃねえけど、いくらなんでも高校生がバイト感覚でできる仕事とは思えねェ!)

神峰(心から本気で言ってる分下手すりゃ詐欺よりタチ悪いぞこのオッサン!!)


4 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 15:05:52.99 ID:2Vkck2Te0 [3/75]

高木「うむ、しかし君が不安に思う気持ちもわかる」

高木「どうだろう、実は今日これからわが765プロのアイドルのライブがあるのだよ」

高木「まあ、もっとも、まだまだランクも低いので小さい会場なのだが……」

高木「それを見て判断するというのは。実際にアイドルを見れば興味を惹かれるかもしれないだろう?」

神峰「いや……えっと……」

高木「そうと決まれば善は急げだよキミィ! さあこっちだ」グイグイ

神峰「ちょっ、待っ!」



今回は、VIPスレにて繰り広げられた 神峰「俺がアイドルのプロデューサー……?」 をご紹介します。
Idol M@STARとクロスオーバーした二次創作SSです。
二次創作によるキャラ解釈の差など、苦手な方は回れ右もやむなしですが、なかなか展開の再現度も高いので個人的にはオススメです。




6 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 15:09:51.07 ID:2Vkck2Te0 [4/75]

神峰(で、強引に引っ張られて来ちまった……)

神峰(おっさんが言った通り本当に小さい会場だな)キョロキョロ

神峰(客も殆ど入ってねェし)

客A「ファァ」

神峰(その数少ない客も真剣に見てねェ……)

高木「おお、どうやらちょうどいいタイミングだったようだ」

高木「見たまえ。今ステージに上がった子がうちのアイドルだ」


9 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 15:13:17.48 ID:2Vkck2Te0 [5/75]

千早「――――」スッ

神峰(とりあえず見た目はキレェな子だな……。さすがアイドルってことか?)

如月 千早

千早「~~♪ ~~~♪」

神峰(なっ! これは……!?)

神峰(嘘だろ!? 有り得ねェ!!)

神峰(アイツの歌が! 観客の心を揺さぶってる!!)

客A「!」パチッ

神峰(欠伸混じりだった客を起こし!)

客B「」ポロポロ

神峰(冷めた目で見ていた客を感動させて!)

神峰(これが、アイドル……!!)ゴクリ









運命の分かれ道

11 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 15:19:14.67 ID:2Vkck2Te0 [6/75]

千早「ありがとうございました」ペコリ

高木「どうだったかねキミィ! 一曲だけという短い時間だったが十分に彼女の魅力は伝わったと思うがね?」

神峰(人が他人の心を変えるなんて……、絶対無ェと思ってたけど……)

神峰(もし、もしアイツのプロデューサーになって、アイツを導けたら……)

神峰(俺も、こんな目をもって生まれてきたイミもあるかもしれねェ!)

高木「ふむ、どうやら心は決まったようだね」

神峰「ああ、アイドルのプロデューサーやってやる!」

神峰「アイツみたいなアイドルのプロデューサーなら……、悪くねェ」


14 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 15:30:19.69 ID:2Vkck2Te0 [7/75]

高木「というわけで新しく君たちのプロデューサーとなった神峰翔太君だ」

高木「まだ高校生という若さだが、必ず君たちがトップアイドルになるための助けとなってくれるだろう」

神峰「神峰翔太っス。よろしくお願いします!」

律子「また勝手にスカウトしてきたんですか社長! そうやって見境なしにティンときたティンときたって引っ張ってくるから所属アイドル12人なんてことになるんですよ!」

伊織「しかも高校生って……雪歩や真と同い年ってこと!? そんな奴にプロデューサーなんか務まるの?」

神峰(うお……! ある程度覚悟してたとはいえやっぱり歓迎されてねェ!)

神峰(そりゃそうだろうな、いきなり見知らぬ男がお前たちのプロデューサーだって言われてもすぐに受け入れられるわけがない)

雪歩「」ブルブル

神峰(なんかめっちゃ怯えられてる子もいるし……)


16 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 15:35:46.80 ID:2Vkck2Te0 [8/75]

高木「いや律子君、私は君の負担を減らそうとしてだね……」

律子「確かにプロデューサーが私一人だけなのはなんとかして欲しかったですけど……」

律子「だからって高校生連れてきますか普通!?」

律子「私は元からプロデューサー志望だったからいいですけど……、高校3年生って受験を控えた年なんですよ!」

律子「そんな子にいきなりプロデューサーやれって言ってできるわけないでしょう!?」

神峰「いや、あの、俺まだ1年……」

伊織「はぁぁああ!? じゃあ春香や千早より年下だって言うの?」

伊織「いくらなんでも無理よ無理! こんな奴に私たちのプロデューサーが務まるわけないでしょ!!」


17 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 15:40:11.99 ID:2Vkck2Te0 [9/75]

神峰(くそっ! 完全に心に火がついてる……!)

神峰(これを消すのはそう簡単には――)

伊織「アンタたちもなんとか言ってやりなさいよ!」

美希「ミキは誰がプロデューサーだろうと別にどうでもいいの~」

千早「私も歌の仕事ができるならなんでも……」

真美「いいじゃん、いおり→ん」

亜美「若いピッチピチの兄(C)がプロデューサーなんてメッチャ面白そうじゃん!」

伊織「ア、アンタたち……」プルプル


18 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 15:47:51.03 ID:2Vkck2Te0 [10/75]

春香「まあまあ伊織、曲がりなりにも社長が見つけてきた人なんだからさ」

春香「見た目はどうあれきっと力になってくれるよ!」

貴音「そうですね……、高木殿の眼力は確かなもの。その眼鏡にかなったという殿方ならば信頼に値するのではないでしょうか」

あずさ「そうね~。それに第一印象だけで判断するのはあんまり良くないと思うわ~」

やよい「伊織ちゃん、あんまり責めたらかわいそうだよー」

伊織「で、でもここは一応アイドル事務所なのよ!? どこの馬の骨とも知らないやつをホイホイ中に入れたりしたら……」

真「だーいじょうぶだよ伊織! もしこの人が変なことしたらボクがやっつけてやるからさ!」

響「そうだぞ! 伊織は優しいから自分たちを心配する気持ちもわかるけど皆ならなんくるないさー」


20 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:00:25.54 ID:2Vkck2Te0 [11/75]

伊織「なっ! そ、そんなんじゃないわよ! 全く変なこと言わないでよね!」

律子「まあそのへんにしときなさい伊織。今こっちも社長への文句言い終わったところだから」

高木「私が社長なのに……一番偉いのに……」ブツブツ


律子「まあ、とりあえず彼を暫定でプロデューサーとして」

律子「神峰君だっけ? まずは担当アイドルを決めたいんだけど……何か希望はある?」

神峰「えっと……その」

律子「ああ、私もプロデューサーだけど特に担当は決まってないから被りとかは気にしなくていいわよ」

律子「だからといって一人で12人もプロデュースしてるわけではないんだけどね」

律子「何人かはセルフプロデュースに任せちゃってたりするし……」


21 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:02:37.32 ID:ovNKMYAS0 [2/2]

ラノベ主人公ならぶち殺したい展開だけど
なぜか神峰なら許せる


23 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:05:57.62 ID:2Vkck2Te0 [12/75]

律子「で、誰か担当したい子はいる?」

皆「」ドキドキ

神峰(……全員目に見えて緊張してるな。心の状態見なくても手に取るようにわかるぞ)

神峰(しっかし担当アイドルか……。あのステージで見た子には興味を惹かれるけども)

神峰(この事務所のアイドルが誰でもあんな風に他人の心を動かせるとしたら誰を選んでもいいんだよな……)

神峰(さて、どうスっか……)

担当アイドル>>25


25 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:07:53.62 ID:BTn1IV2Z0 [1/3]
三浦あずささん

28 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:18:01.76 ID:2Vkck2Te0 [13/75]

神峰(よし……! 見た感じ一番心が穏やかそうなあの人にしよう)

神峰(俺に出来るのは心を見ることだけ……。だけど心に関わって何かよくなった試しはねェ)

神峰(心の状態が『見える』なんてまず信じて貰えねェし、心の状態をバラせば人は切れる)

神峰(それでも……あの、なんでも受け入れられそうな広く、深い海みてェな心の人なら……)

神峰「俺の担当アイドルは……彼女で!」スッ

三浦 あずさ

あずさ「わ、私ですか~? てっきり年の近い春香ちゃんたちの誰かが選ばれるものかと……」

律子「まあ、あずささんならそんなに問題も起こさないでしょう」

伊織「……アンタ、胸で選んだんじゃないでしょうね?」ボソッ

神峰「なっ!? ん、んなわけねェだろ!!」

亜美「おやおや~? そんなに焦るとは怪しいですな→」

真美「ですなですな→」


29 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:20:27.48 ID:cwdMsz4T0 [1/3]
???「今日からジュピターのプロデューサーになってもらう伊調くんだ。」


32 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:28:13.52 ID:2Vkck2Te0 [14/75]

あずさ「あ、あらあら~」

キャーキャーワーワーザワザワ

神峰(何はともあれ……、これから彼女のプロデューサーとして頑張らねェとな!)


神峰「と思ったまではいいが……」

神峰「レッスン開始時刻なのにまだスタジオに三浦さん来ねェ!」

神峰(まさか、俺が時間か場所間違えたか……?)ダラダラ

神峰(いや、でも昨日の今日で間違えるはず……事務員の音無さんに書いてもらったメモ見ても合ってるし……)


33 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:32:23.61 ID:2Vkck2Te0 [15/75]

神峰(昨日担当アイドルを決めたあと、全員の名前含めた簡単なプロフィールを教えられた)

神峰(そして今日は実際に歌や踊りのレベルを見せてもらうためレッスンスタジオに待ち合わせしてるんだが……)

神峰(三浦さんが一向に来ねェ)

神峰「ま、まさか俺が嫌で来ねェのか……? 一見穏やかに見えたあの海の下に、実は本心が隠れてたのか!?」ガクガク

律子「なーにわけわかんないこと言ってるんですか」ポコン

神峰「痛ェ!」

律子「もしかして……、と思って様子を見に来たらやっぱりあずささんまだ来てないんですね」

神峰「あ……、秋月さん」

神峰「や、やっぱり俺が嫌で来ないんスかね……?」


36 名前:>>34 ないのごめんなの[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:38:07.21 ID:2Vkck2Te0 [16/75]

律子「そんなわけないでしょう? あずささんなら嫌なことははっきり言います、ドタキャンなんてしません」

律子「これは多分どこかで迷子になってるんですよ」

神峰「迷子?」

律子「ええ、あずささんはいわゆる方向音痴というか……とにかくよく迷子になる人でして」

律子「それが原因で大事なオーディションやイベントに遅刻することも多いんです」

律子「ホント道に迷う癖さえなければ……、実力的にはもうトップアイドルでもおかしくないのに……」

神峰(何だそりゃ……)


38 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:47:04.05 ID:i+xpvjov0 [1/9]
SOUL C@TCHER(s)


39 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:47:26.40 ID:2Vkck2Te0 [17/75]

律子「まあそういうことで、プロデューサー殿がどうこうで来ないわけじゃありませんよ」

神峰「いや、でも電話にかけても繋がらないんスけど……」

律子「げ、今回は携帯の電池切れまであるんですか……」

律子「こうなると探す難易度がかなり跳ね上がるわね……」

神峰「は、はぁ……」

律子「はぁ、って他人事みたいに。アナタが探しに行くんですよプロデューサー?」

神峰「え!? いや三浦さんも大人なんだしここで待ってりゃそのうち……」

律子「来るかもしれませんが軽く5時間はかかりますよ? 直接足で探した方が早いです」

律子「迷う箇所は大体この近辺なので駆けずり回ればどうにかなりますよ」

神峰「」

律子「あっ、マズい! もうこんな時間! 私は次の予定があるんでこれで失礼するわ!」

律子「あずささんのことは担当プロデューサーに任せましたからね!」バン

神峰「なんなんだ一体……」


40 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 16:53:26.15 ID:2Vkck2Te0 [18/75]

神峰「で、言われた通り走って探してるわけだが……」

神峰「全く見つからねェ!」

神峰「そもそもこの広い街中でたった一人で個人を探すって難易度高すぎんだろ!!」

神峰「俺三浦さんのこと殆どなんも知らねェし!」

神峰「レッスンスタジオにはメモを残してきたから三浦さんが先に着いたら公衆電話なりから連絡来るだろうけど……」

神峰「くっそー! どこにいるんスか三浦さん!」

神峰(せめて何か手がかりでもあれば……)


43 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:02:08.08 ID:2Vkck2Te0 [19/75]

カァ……カァ……

神峰「結局見つからねェまま夕方になっちまった……」ガックリ

神峰「とりあえず一回スタジオ戻るか……」クルッ

あずさ「あらー? プロデューサーさん?」

神峰「うおああああああ!!! いたああああああ!!」

あずさ「あ、あらあら~。そんな大きな声を出されるとびっくりしちゃうわ~」

神峰「あ、スイマセン……じゃなくて! 今までどこにいたんスか三浦さん!」クワッ

あずさ「どこと言われても……。ごめんなさい、道に迷ってしまって……」

あずさ「よくわからない道にいたとしか……」

神峰(…………)


48 名前:今更だけど神峰は一人称「オレ」だったの[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:09:25.55 ID:2Vkck2Te0 [20/75]

あずさ「でもプロデューサーさんに会えて安心したわ~」

神峰(……三浦さんの心、ホッとしてる。安心したってのは本当だ)

あずさ「帰り道を迷う心配がなくなりましたから~」

神峰(だけど同時に心がオレから目を逸らしてる。この反応、間違っても『オレに会えて』安心したわけじゃねェ……)

あずさ「送っていって貰えますよね、プロデューサーさん?」

神峰「……いや、今からでも遅くないッス。スタジオ行きましょう」

あずさ「あ、あら~? でももうこんな時間ですし……、ね?」


49 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:13:26.18 ID:2Vkck2Te0 [21/75]

神峰「……そうやって逃げるんスか?」

あずさ「……なんのことでしょう?」

神峰「秋月さんの話を聞いて引っかかってたことがあるんス」

神峰「そして今、三浦さんと直接話をして確信しました」

神峰「アンタ、アイドルとして足を踏み出すのが怖いんじゃねェッスか?」

あずさ「ですから、一体何のことですかプロデューサーさん?」

あずさ「仰っている意味がよくわかりませんよ?」


51 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:15:06.85 ID:ZNPgqGkl0 [4/6]
逃 魂 解 放


55 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:26:13.17 ID:2Vkck2Te0 [22/75]

神峰「三浦さん、オーディションやイベントによく遅刻するそうッスね」

あずさ「律子さんから聞いたんですか? それは……自分でも直そうと思ってるんですが中々直らなくて」

神峰「ソレ、本当に直そうとしてんスか?」

神峰「疑問だったんス、迷子になってから帰ってくる時間が予測立てられるって変じゃねェかって」

神峰「もし予測が立てられるなら対策を取ることもできるんじゃねェかって」

神峰「5時間迷子になるなら5時間早く家を出ればイイ」

あずさ「そんな簡単に……!」キッ

神峰「ムチャクチャ言ってんのは自分でもわかってます」


56 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:30:23.89 ID:2Vkck2Te0 [23/75]

神峰「ただ今言った方法以外にも本気で直したいと思ってんなら、自分で何かしら行動すると思うんスよ」

神峰「オレも癖って言っていいのかわかんないスけど直したいところがあります」

神峰「どうにかこうにか人と同じようになれないかって」

神峰「ただそうやって頑張るよりその欠点を言い訳に過ごす方が楽なんスよね」

神峰「オレはこういう『目』を持ってるから仕方ない……」

神峰「人と関わっても嫌な目にあうから人と関わらない……」

神峰「三浦さん、アンタはオレに似てる」

神峰「それに気付いたら合点がいきました」


58 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:34:41.11 ID:2Vkck2Te0 [24/75]

神峰「迷子癖のせいでイベントやオーディションに遅刻する」

神峰「それさえなければ既にトップアイドルになっていてもおかしくないのに」

神峰「だったら、本当にトップアイドルになりたいなら、死ぬ気で迷子癖を直すはずッス」

神峰「だってそうすればトップアイドルになって三浦さんの夢も叶う」

あずさ「運命の人……」

神峰「一応志望動機なんかの簡単なプロフィールは昨日読んだんで」

神峰「じゃあなんでそれをしないのか?」

神峰「迷子癖を直さない、直さなければオーディションに遅刻しても言い訳できるから」

神峰「オーディションに遅刻すれば、」

神峰「それをアイドルとしてパッとしない言い訳にできるから」

あずさ「そんなこと……」


59 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:40:48.50 ID:2Vkck2Te0 [25/75]

神峰「違うんスか? じゃあなんで今日レッスンに遅刻したんスか」

神峰「俺という専属プロデューサーができて、その人にかかりきりになったら迷子にもなれない」

神峰「プロデューサーに送り迎えされるから」

神峰「大方遅刻を繰り返して『このアイドルは手に負えない』って思わせることでプロデュースをやめさせようってトコじゃないッスか?」

あずさ「さっきからわかったようなことを……、いい加減にしてください!!」

あずさ「仮に私が本当にそう考えていたとして!」

あずさ「アイドルとして自分の力を試すのが怖かったとして!」

あずさ「それがあなたに何の関係があるんですか! 昨日会ったばかりの関係のくせに!」


60 名前:おかしいこんな長くなるはずじゃなかった[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:49:09.36 ID:2Vkck2Te0 [26/75]

神峰(心の状態をバラすと人はキレる……)

神峰(あんな穏やかな海のような心だった三浦さんだって、今はまるで嵐の海みてェだ)

神峰(船を浮かべたら即座に方向もわからなくなって転覆しちまうような)

神峰(でも、ここでビビってちゃ今までと一緒だ……!)

神峰「……から」

あずさ「なんですか!? 言いたいことがあるならさっきみたいにハッキリ言ってくださいよ!」


神峰「アンタの声が、歌が、踊りが!」


神峰「他人の心を掴むから言うんだ!」



あずさ「何を言って……!?」
          .カウンセリングはいりまーす

神峰「昨日家に帰って三浦さんについて調べてみた! 事務所のHPに載ってた短ェPRビデオだけだったけど!」

神峰「その画面の三浦さんは他人の心を掴むアイドルだった! 見た人聞いた人皆感動するような、笑顔になるような歌と踊りを届けられる人だってオレは思った!!」


62 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 17:56:22.48 ID:2Vkck2Te0 [27/75]

神峰「だからそんなアンタがこんな風に燻ってるのは我慢ならねェ!」

神峰「オレの手でアンタをトップアイドルに導きてェ!」

神峰「アンタの心が方向もわからなくなるような嵐の海なら、俺が灯台になってやる!」

神峰「アイドルとして歩むのを恐れるな!!」

あずさ「プロ、デュー……サー、さん……」

あずさ「……それ、聞きようによってはプロポーズみたいですよ?」

神峰「え!? いや、そういうつもりじゃ!?」ワタワタ

あずさ「……誰かとこんなに言い争ったの久しぶりです」

あずさ「私、事務所でもお姉さんだから大抵いつも喧嘩を仲裁する立場で」

あずさ「私自身が誰かと喧嘩することなんて全然なかった」


64 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 18:03:52.47 ID:2Vkck2Te0 [28/75]

あずさ「自分の本音を、会って二日の年下の男の子に見破られちゃったのはショックだけど」

あずさ「プロデューサーさん」

あずさ「私が怖いとき、導いてくれますか?」

神峰「それがプロデューサーとしてのオレの仕事じゃないッスか」

あずさ「私のことを、見ていてくれますか?」

神峰「それもプロデューサーとしてのオレの仕事ッス」

あずさ「私が迷ったときには、迎えに来てくれますか?」

神峰「もうそんなことは起こらねェ……でしょ?」

あずさ「ふふっ、どうでしょうね~?」

神峰「ちょ、勘弁してくださいよ三浦さん!」







さぁ、歓喜に至ろう

65 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 18:04:39.09 ID:23sXOcgF0 [2/6]
>>63
ファンタスティック!!

66 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 18:05:06.60 ID:ngHJzb3c0 [1/2]
かっこよすぎ濡れた


67 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2014/03/10(月) 18:13:25.42 ID:2Vkck2Te0 [29/75]

律子「プロデューサー殿ー、昨日結局あずささん見つかったんですかー?」

神峰「ああ、もうあの人は大丈夫ッス。きっとすぐにでもトップアイドルになれますよ」

律子「はい? たった一日でまた随分な――」

あずさ「おはようございます~」

律子「あ、あずささん!? どうしたんですか、今日の収録にはまだ全然早いですよ!?」

あずさ「あら~、早く着きすぎちゃいましたか~?」

律子「いえ早く着くことはいいことですけど……」

律子「プロデューサー殿、一体どんな魔法を使ったんですか? 遅れてくることはあっても早く着くことのないあずささんがこんな……」ジロ

神峰「別に何もやってないっスよ、強いて言うなら……」

神峰「オレは彼女を導いただけッス」

おしり



Op.Ⅱにつづく
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プロフィール

戸付湯歌

Author:戸付湯歌
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 思考の嗜好であり、試行の歯垢に過ぎない。

主に遊戯王のカードやデッキの考察、自分専用まとめwiki。
たまに漫画・アニメ評とか。
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