サンダー・ドラゴンのススメ

環境ガン無視で趣味に走る不定期コラム。

前回の結界像に続き、新カードですらないというね。
まぁ、今年はDM強化年間だし、あのころのカード取り扱ってもいいよね?

といったことで、本日のオススメはこちら。

本日の主役

《サンダー・ドラゴン/Thunder Dragon》
効果モンスター
星5/光属性/雷族/攻1600/守1500
自分のメインフェイズ時に、このカードを手札から捨てて発動する。
自分のデッキから「サンダー・ドラゴン」を2体まで手札に加える。



テキストの短いカードは強いの法則。1枚が2枚に増殖しますってかいてある。

サーチ効果が横行し、展開しきれば手札が尽きてた3年ほど前からは考えられない物量の現環境。
そんな中で、サーチ後はバニラになる上級を抱えられたからってなにができるかって?

これがいろいろできるんですよ。

というわけで、机上の空論も挟みつつ、次元を股に掛ける彼の活躍を見てみましょう。
○ 融合

   ふ、ふたつのくちをもつだーくるーらー カード1枚で2800

登場当初本来の用途は、2枚に増えて即座に融合素材を揃えられる、ということでした。
現在は《融合準備》《融合徴兵》によるサーチも可能になった事により、タイムラグこそあれ最大9枚体制での確保が期待できる。
 まぁ、そこまで積まなくても本人だけでも

融合素材としては、ステータス故に《ジェムナイト・セラフィ》《ジェムナイト・プリズムオーラ》に使え【ジェムナイト】と好相性。
《E・HEROシャイニング》にも一応使えるので、《E・HEROブレイズマン》との組み合わせも有効。
《エルシャドール・ネフィリム》が存命なら、《超融合》コスト要員も兼ねて優秀だった…禁止の今は過去の話。

元融合先の《双頭の雷龍》自体も、《ダイガスタ・エメラル》で使いまわせる28打点鈍器と考えれば悪くない性能。
除去を捌いて安心している《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》に罠1枚から強襲できる。
融合召喚軸のデッキならば、オマケで入れるのも悪くない。問題はエクストラ枠の兼ね合いか。

● エクシーズ

時代が彼に追いついた

光・☆5といえば、今をときめく《セイクリッド・プレアデス》である。
 オーパーツ・アーティファクトなど、「出せるなら優先的に」といった地位をもつ圧倒的な優秀さ。
《サンダー・ドラゴン》の場合は、ペンデュラムエクシーズとして組み合わせると強さを発揮する。
召喚条件の構築に2枚を要求する消費の荒いP召喚主体デッキにおいて、単純増加のカードは大助かり。
さらにそこから出てくるのがプレアデスとあっちゃあ、ついでというには過ぎたる性能では。

また、墓地に1枚おきつつで揃えるので、蘇生・サルベージを交えれば5×3も狙える。
《重機王ドボク・ザーク》《No.53 偽骸神 Heart-eartH》だって検討できる。
さらに、《星輝士 セイクリッド・ダイヤ》素出しすら可能。メイン1に出せるのはランクアップとの差別化点といえる。


○ 儀式

儀式召喚は非常に厳しい召喚法である。
融合と比べると、あちらは素材がゆるくなりつつある上に《融合》自体は汎用であるため、使い分けの余地はある。
一方儀式は本体・儀式魔法・適性レベルのリリースと3枚以上かつ2種は種類固定。基本的に特化構築を要求する。
リチュア・ネクロスといった、デッキを上げて揃えるギミックに全振りしてやっと相手してもらえる不安定さを抱える。
サポートとして消費をカバーしつつ強化する儀式魔人がいるが、これもリリースを複数とすることを要求するため、むしろスロットの圧迫は大きいという問題を抱える。

条件厳しめの彼もほらこの通り

さて、そこで活躍するのが彼である。1枚から実質レベル10をカバー可能。
そう、☆10を1体では儀式召喚できず実質的にシュリットを要求する《ディサイシブの影霊衣》も、実質1枚消費で降臨させられる。
2回召喚できるとなれば、《カタストルの影霊衣》もそろそろハブらず入れてあげてもいいと思わない?
ついでに《双頭の雷龍》をエクストラに仕込むことで、万華鏡からヴァルキュルスorクラウソラス+カタストルが可能。
今後の制限改訂でシュリットが毒牙にかかった時に備え、彼の事を覚えておくとよいであろう・・・

ネクロスだけでなく、高レベル儀式モンスターにとっても有り難い存在。
軽減要員2種を持つ《イビリチュア・ジールギガス》はさておき、《聖占術姫タロットレイ》である。
レベル9があまりにもいないなら、普通にレベル超過で出せばいいだけのこと。

他には《竜姫神サフィラ》とも相性がよい。
余りは手札交換効果で捨ててしまえばよいし、光属性のためサルベージ要員として再利用も狙える。
☆1の《儀式魔人ディザーム》も活かしやすくなる。

ただ高レベルのモンスターをリリース要員として入れるより、3倍の確保力というのも活かせる。
 特化デッキにおいて、初動の確実さは重要な要素である。
1枚のようでレベルが分割されていると考えれば、儀式魔人を混ぜ込む余地もある。
5+3で強者揃いの☆8儀式モンスターにも儀式魔人の恩恵を与えられる。


○ シンクロ

あ、うん、シンクロね・・・。
召喚権を回せない以上、P召喚と併用しないと直接は使いづらい。
《たつのこ》《エキセントリック・ボーイ》の手札シンクロ先には悪くない。
《カオスエンド・マスター》からのリクルートも可能なため、☆8とは相性がよい。
属性を活かせるのは《ライトエンド・ドラゴン》《神聖騎士パーシアス》といったところ。
《ライトロード・アーク ミカエル》は☆2チューナーにいいものが居れば。

素材そのものよりも、《クイック・シンクロン》《ジェット・シンクロン》といった手札コストを要求するカードの運用に貢献するといえる。


○ 総論

各召喚法との相性は以上の通り。しかし、スタンダード寄りの構築に置いてもこのカードの強みは発揮できる。

①3積み前提
 計算機による検討では、先行初手5枚に1枚が入る確率は40枚デッキで約33%。
 つまり、マッチ3回で一度は即時運用が可能
 ダブって機能停止する確率は4%まで落ち込むので、大会1回で一度あるか程度とみれば酷い事故率とも言えない、はず。
 先行ドローなしの1枚差を埋めるのにはある程度の期待を持てる。

②後続2枚を即座に引き出す効果
 初動の安定性を求め3積みすることはままある。
 しかし、それをデュエル中3度使うか、と言われると頷きがたいカードも存在する。永続カード等に多い。
 彼の場合は早々にデッキから撤収してくれるため、「もういらないのに引いた」という事故もない。
 40枚デッキを実質38枚にするデッキ圧縮効果とも呼べるため、他のカードの引きやすさにも微力ながら貢献。

③物量条件を満たす
 端的に言えば墓地肥しの話になるが、最近このカードのポテンシャルを更に引き出すカードが現れた。

買ってないんだろ、おまいら

《死なばもろとも》
通常罠
「死なばもろとも」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):お互いの手札が3枚以上の場合に発動できる。
お互いは手札を全て好きな順番でデッキの下に戻し、自分はこの効果でお互いがデッキに戻したカードの数×300LPを失う。
その後、お互いはデッキから5枚ドローする。


かの禁止カード《ダスト・シュート》らのように存在を危惧されるのは、先行1ターン目での運用。
先攻の自身はこのカードともう1枚から盤面をつくり、手札3枚でターンを渡す。
後攻はドローし6枚の手札になっている所を、このカードを発動。
ライフロス9枚×300=2700はでかいが、自身は手札+2と消費-1で収支+1、相手は単純-1で2アド差が生じる。
初動が《増援》などの場合はまだしも、影霊衣のようなターン1サーチ効果発動から始めるとテンポも遅れ大損害である。

そこに彼が絡むとどうなるか。
こちらはサーチした2枚ともう1枚をキープできるので、単純に使用できるカードが1枚増える。
1枚しか使えない場合はサーチ効果を交えないとただ壁を置くぐらいしかできないが、2枚使えればエクシーズの1体でも立つ。
 うさぎ・ヴェーラーといった手札誘発に妨害されない手札の起動効果で手札を増やせるのは、それだけで有力。
また、戻したカードは一番下に戻るため、シャッフルされるまでは事故札となりうる2枚を引くこともない。
5枚も引けば同じカードが来ることもあるが、それが無いのは《死なばもろとも》の特徴の一つ。
融合召喚に使っていないため《融合回収》ではできないが、サルベージ手段があればまた手札を水増しできる。
 ちなみにこの件は、《おジャマジック》ならば初手で存分に動いた上に3兄弟を戻せるので、さらに自由な動きができる。

融合素材、儀式のリリース、ペンデュラムエクシーズ、実際のアドバンテージへの変換。
単体性能が微妙でも、ただ数をふやすだけで充分八面六臂の活用が見込める次第。
いつ高騰してもおかしくないと思ってたんだけどねぇ・・・これだけ盛っても趣味の域なのか、恐ろしや第9期環境
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