ネット世界の片隅ブログで【占装砲】を語る

公認大会初優勝できました。 やったぁぁぁぁ!!

CSのような殺伐とした環境でもないのになぜそんなことで喜べるのかとお思いでしょう。

本ブログの過去ログをご覧になるとお分かりになると思いますが、私はTPのような勝利を第一目的とした環境で戦う人たちの視点からみればいわゆる「ファンデッカス」側の人間です。
実績のあるもののコピーデッキではない、自分のオリジナルとして「勝てるデッキ」組み上げたいとツッパり続けるのが自分のカードゲームの遊び方なわけです。勝手に縛りプレイを背負っている愉快犯ですね。
所詮地方の8人トーナメントでも一応の「勝てるデッキ」の手がかりが掴めてきたことで、いい歳こいて成長を感じたわけです。

そんな自分の想いと妄執の詰まったデッキがこちらになります。

占術錬装業火砲

【占術姫メタルフォーゼエクゾ】とかいう60枚キメラ。お前アホだろって思うでしょ?
長すぎてダサいので【占装砲】とでもしましょうか。戦争法?

新弾新規も含んだテストデッキでもあったので、まだ改良の余地はあります。
今期は引き続きこいつと頑張るとして、自分のまとめも兼ねて解説を。
〇メインギミック

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《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》を軸とした儀式デッキ。
 儀式・通常モンスター選択前の基礎ギミックのみで30枚に至るという気狂いじみた構成。
 その上デッキリソースを必要とするカードも多いので《強欲で貪欲な壺》の採用は難しく、膨張しがちなデッキ枚数が活きない。

《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》と《儀式の下準備》《高等儀式術》

 このカードは光属性の儀式デッキで《儀式の下準備》に対応していない【機械天使】の代替サポートとしての側面が強そうに見えます。
 しかしその実、《マンジュ・ゴッド》や《虹光の宣告者》のシンクロなど、召喚権を要する動きに頼らず儀式カード、特に《高等儀式術》を用意できる強力なカードです。
 前述の二者と比べ《テラ・フォーミング》というサーチも擁する反面、誘発サーチのそれらと異なりコストが必要な1:1交換のため、サーチ単体でアドバンテージは稼ぎ難い面があります。機械天使にガジェット紛いの効果が追加されているのもそのためでしょう。
 そのため単純に1:2交換を行う《儀式の下準備》と併用したほうが手数の面で有利となれます。
下準備は正規儀式=リリースコストが必要な点を鑑みての壊れたアド稼ぎ力を持っていますが、祝福と組み合わせることで正規儀式をサーチコストとして《高等儀式術》を確保し、魔法2枚からの儀式召喚成立を達成します。
近年の儀式魔法は墓地効果もあるため、それを利用しつつ《高等儀式術》でデッキからのリリースも確保できるいいとこどりの布陣です。 
 儀式モンスターも光属性ならばサーチ可能で安定感が増しますが、《高等儀式術》サーチ用と割り切れば他の属性でも当てはめられるエンジンです。


《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》と《マシュマカロン》《キーメイス》

 サーチ単体ではアドバンテージとしづらいこのカードですが、第2効果として光・天使の蘇生効果をもっています。
 墓地コストの魔法は自然な動きで溜められるものの、儀式モンスターそのものを蘇生しようとすると6枚以上のカードが必要となり《トゥーンのもくじ》などのサポートが必要になります。
 それでも☆4のマンジュ・センジュ、虹光が自然に採用できるため、対象は用意できるほう。
 とはいえ4枚はそう連発できる数ではなく、無効効果持ちの虹光こそ強力だがマンジュはほぼバニラ。
 そのため、☆1の光・天使を採用しておくと、なかなか簡便な無限壁に仕立て上げられるのです。
 《マシュマカロン》は増殖効果を持ち、3連撃やライトニングでループが切れてもまた蘇るという外道の極みが行えます。
 《キーメイス》または《もけもけ》は《高等儀式術》から墓地へ直接確保可能。儀式の動きで自然に用意できます。
 これが地味に強力で、魔法カードが増えがちな構成とシナジーの良い《森羅の姫芽宮》のX召喚も狙えます。
 TPパック再録はズシン向けのように見られがちですが、同時収録のこちらへの恩恵も非常に大きかったのです。


●《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》と【メタルフォーゼ】

 【メタルフォーゼ】は御存知の通り、2-7をP召喚可能とする広いスケールと緩い融合素材指定、破壊効果の応用により、様々なカードと親和する汎用性の高いシリーズであります。
 そして融合軸のシリーズでありながら、この儀式デッキとも相性が良いのです。

 あまり墓地にいかない性質上サーチ面でしか活かされにくかった「通常Pモンスター」の通常モンスターとしての特性ですが、《高等儀式術》による様々なレベルでの儀式召喚に貢献できます。
 《高等儀式術》の難点として「素材用以外に使い道の薄い通常モンスターを一定数積む必要がある」という事故率の上昇がありましたが、P効果をもった通常Pモンスターによってドローした際のリスクは低下し、むしろ独自の動きも行えるようになりました。
 上下スケールを同時に落とすことで《闇の量産工場》から一度にP召喚が用意できます。《補充要員》ならば召喚対象ごと回収可能です。
 また、スケールが整った後ならば儀式リリースをフィールドにほぼ無償で用意できるため、デッキ枯渇後の正規儀式のフォローも行えます。

 さらに【メタルフォーゼ】では《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》で蘇生したモンスターを破壊対象にすることで、ほぼ消費無しでセットカードを増やせます。《マシュマカロン》も能動的に増量できるため、《メタルフォーゼ・カーディナル》融合召喚のための頭数も揃えやすくなっています。
 新段INOVでの強化も追い風で、同時に落とした《キーメイス》を融合素材にできるモンスターに《フルメタルフォーゼ・アルカエスト》が追加されました。エクゾディアの四肢も融合素材にすることでドロー事故を軽減できます。
 その上P効果で出す都合ドローすると事故とも言える《錬装融合》をサーチ効果のコストとすることで、手札交換付きの無償サーチに化けさせられます。《高等儀式術》によって墓地へ複数送り込めるため、《メタルフォーゼ・コンビネーション》の発動機会も確保しやすいかもしれません。
 メタルフォーゼの破壊効果は、フィールド魔法や永続罠といった置物を採用する際に被っても還元可能な故に多めに積んで困らないといった利点もありますね。そのせいで自制しないとデッキが増えに増えてこの有様。

 一方で難点として、他に嵩張るデッキパーツが多くペンデュラムの真価を発揮できるほどの枚数を搭載できない点があります。
 墓地に落とす事もあり正規融合まで到達するのはなかなか難しいため、《超融合》での捕食要員と割り切るのも一興です。


《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》《高等儀式術》と《魔神業火砲》

 《高等儀式術》で☆1の四肢を大量に落とすことで序盤から《貪欲な壺》が撃てます。
 それに加え《エクゾディアとの契約》は教会の墓地コストとして戻すことで無限の業火砲の弾となります。
 単体では事故カードながら、魔法はそのままサーチ効果のコストにできるためそこまで致命的ではありません。
 《闇の量産工場》や蘇生カードなどを多用すれば高攻撃力の《封印神エクゾディア》にも繋げられます。
 ただしサーチの安定するカードではないことから、引き如何でデッキに残すか早々に落としきるか使い分けます。
 エクゾディアは既に特殊勝利条件ではなく、暴力的なリソース要員と相成りました。
 儀式・火炎砲のコストに特化するなら、本体や封印神を不採用にしたりサイチェンスペースにも。

 固定砲台脱出装置として干渉力の高さが強力な《魔神業火砲》ですが、真価は自分のターンにも発揮できます。
 バウンス可能なモンスターは自分フィールドのモンスターでもあるので、妨害対策やマンジュ・マスマといった召喚時誘発の使い回し、カウンターで特殊召喚したメタルフォーゼのスケールへの還元など応用力も攻守幅広く高いのです。
 特に対象を外すことでヴェーラー・スキドレを躱して効果を使えるのは覚えておいて損は無い。

●《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》と《聖占術姫タロットレイ》

 上記のような儀式召喚を取り巻くギミックがこのデッキの肝なので、実は儀式モンスターは自由枠であったりします。タロットレイは光天使で教会の蘇生対象のためシナジーがあるように思われますが、9枚もの魔法を揃えるのは《トゥーンのもくじ》等を持ってしても難しいため、そこは考慮外です。
 その観点ならばむしろ、光属性のサーチにさえ対応していればシナジーといえるので、魔法が増えがちな特性と合わせて《大邪神レシェフ》でもよいぐらいです。

 タロットレイの利点は、逆に高レベル故に☆1を落としきった2度目以降の《高等儀式術》でも2+3+4や2+7で多くのメタルフォーゼを送り込める点になります。地味に8より揃えやすい。
 ついでに言えば、教会から蘇生したマンジュを反転召喚させて再利用できるのも他のカードにはない利点といえます。

 他方、最も大きな理由は専用儀式《聖占術の儀式》と《祝福の教会-リチューアル・チャーチ》の相性にあります。
 上で記したように《高等儀式術》と正規儀式の墓地効果が併用できるのが教会の利点ですが、なかでも《聖占術の儀式》はサーチ効果。防御力補助の墓地効果が多い中連続儀式召喚やコンボパーツであるコインノーマの確保など、ラグこそあれアドバンテージに直結した攻撃的な効果なのです。
 タロットレイは《禁忌の壺》等とのコンボカードの側面が目立つ反面、単純に無消費《月の書》での妨害が強力で単体戦力として頼もしい所もポイントが高いです。

 ちなみに禁忌とノーマの採用枚数ですが、こいつらはオーバーキルのような位置づけなので《聖占術の儀式》からのサーチを見越した各1積みで基本的には十分です。複数採用はシャドールや《裏風の精霊》を使うようなリバース採用数の多いデッキの時でよいと思います。

●エクストラデッキ

 儀式主体の特性上、《虹光の宣告者》と《森羅の姫芽宮》、メタルフォーゼ融合モンスター程度で必須カードは多くありません。頻度で言えば姫芽宮が2枚あっても良い程度に多用されます。
 エクシーズはマンジュ+虹光ができるときに★4がいればいい程度の認識なので、教会で回収できないモンスターをデッキに戻しヴォルフレイムや四肢の蘇生もこなせる《ダイガスタ・エメラル》程度で十分です。
 ★3はコインノーマ・エクゾ頭部のリソース利用が主なため、相手ターンに効果を使える《機装天使エンジネル》が適します。ただほぼ《幻想召喚師》採用時代の名残ですね。
 シンクロは《マスマティシャン》ルートを使わずドローした《グローアップ・バルブ》の活用のためが主となり、主要モンスター+1レベルを軸に選ばれます。
 図中以外ではバルブ+《マシュマカロン》×2に対応する《たつのこ》も検討範囲内です。
 《橙光の宣告者》はちょっとしたアクセントで、蘇生しやすい低レベル天使チューナーかつ先行ブン回し対策の保険にも使えます。コストの天使には、2体並べても効果を使えないため手札に控えるタロットレイなどで確保できなくもないといった所です。


―おわりに―
 以前の拙作【占術列車】は禁忌登場前から愛で続け、下準備などの強化を受けこれまで愛用してきました。
しかしあのデッキには楽しい反面問題点があり、基礎が「転回操車を損せずに撃つ」ことだったがために、ハンドレスになるぐらいまで放出しきってしまう先攻制圧・後続不足になる前に圧殺を旨としたデッキでした。タロットレイギミックはコスト側になりやすいシーンも多かったです。
そもそもが組み合わせを要求するギミック2つを混ぜて境界をあいまいにしつつどっちか揃えばいいや、といった思想だったのでその通り片方しか出ないことが大半でした。
 今回もサブギミックは雇いつつも、全体としてタロットレイをエースとして立てて戦える安定感が増しました。
これまでの経験・研究が実を結んだといった点でも概ね満足感と愛着のあるデッキです。
まさかチキン成金強貪による膨張をさせない60枚デッキになるとは思っても見ませんでしたが。

こんな感じで一方的に愛を語りましたが、しばらくこれをもとに調整してみたいと思います。
異常なほどの長文にお付き合いいただきありがとうございます。お疲れ様でした。
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ジャンル : ゲーム

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No title

うぉーすげー!
以前の蠱惑魔構築の記事より、時々こっそり勉強させてもらってました。公認大会優勝、おめでとうございます!

現在手元で回せる環境にないので、デッキ全体が強烈にシナジーしてますね……などといっても、エアプのそれにしかならないため、記事の内容に関しては「すごいです」としかコメントできないのがつらい。明らかに60枚はちょっと……あれがあれしてますですね。
プロフィール

戸付湯歌

Author:戸付湯歌
たかが知れている。

思いつきはツイッター経由。
 思考の嗜好であり、試行の歯垢に過ぎない。

主に遊戯王のカードやデッキの考察、自分専用まとめwiki。
遊戯王コラムニストを名乗りたい感じの妙な総括記事も上げます。
たまに漫画・アニメ評とか。
神海英雄先生のソウルキャッチャーズは永遠の魂です。

主要記事
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