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架空は現実に―現代遊戯王の到達点【ホープ・カイザー】

モルモラットというおばかさんをみなさんよ~くご存知だと思われます。

そもそもエクシーズの十二獣4種の存在だけで、発動コストの確保+1サーチ1破壊の2アドをカード1枚(会局天機含め現在最大21枚)から約束するというダンセルもびっくりのカード収支。(奴も奴で2枚→2除去1SS1サーチという馬鹿ですが)
そこに輪をかけて、鼠算方式で★4エクシーズ1体分の素材を用意するのだから手に負えない。

・消費を還して1ドローに還元するエメラル
・墓地を肥やすカグツチ・ミネルバ
・ブルホーン2ndやキングレムリンからスケール7-2
・会局・SRで召喚権を使っていなければ3体分のリリース
・ベアーマンと合わせたランク8 ジャイアントレーナーなら3ドロー
・ついでに出てきたドランシアは破壊誘発によるサーチにつかう
・未来皇

可能性は無限大全て解き放て を地で行く、弱いこと書いてないの代名詞ですね。

トップメタは単ギミックの穴を壊獣で補う【十二獣壊獣】、それ以外も誰も彼もがベイゴマと共に出張させ都合よく仕事をさせデッキ内容の3割前後は皆同じという魔境になりつつあります。

トップメタ勢の採用カードは本能が避ける変態の私ですが、ここまで同一ギミックで半ば一色な環境ならばミラー思考でメタビする手もアリかとなったわけです。

ロマン学派の捻くれ者が今季見出した解答は、これだ。


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《No.98 希望皇ホープ・カイザー》

★12/光属性/戦士族/攻2500/守2000 X素材を持った同じランクの「No.」Xモンスター×2体以上
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードのX素材の種類の数まで、エクストラデッキからランク9以下で攻撃力3000以下の「No.」モンスターを効果を無効にして特殊召喚する(同じランクは1体まで)。その後、このカードのX素材を1つ取り除く。
このターン、相手が受ける戦闘ダメージは半分になり、自分はモンスターを特殊召喚できない。

(2):自分フィールドに他の「No.」Xモンスターが存在する限り、このカードは戦闘・効果では破壊されない。

特化構築向けのネタカードを、素面で選択するハメになるとは流石の私でも思いませんでしたよ。

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ということで、本日ご紹介するデッキは【幻影十二紋章獣】です。

おまえらがモルモを出張させるなら、わたしもモルモに闇落ちしてやろう・・・。

○本日の芝刈リスト
 クリストロンから始まり、何を組んでも芝を刈るようになってしまった中毒患者です。
 【インフェルノイド】のような芝刈りを起点とするデッキがある以上、こちらも大枚数構築にするのはある意味メタ自衛です。
 制作経緯としても、刈って嬉しいものを模索した結果の一つです。
 芝刈りは最強作業員シバユキの都合上、★4ベースが一番やりやすい。

 オサレポイント:《ブービートラップB》
  芝刈りからメタ永続罠を落として擬似サーチします。制限カードかつ消耗品の《虚無空間》だって再利用。
  出展通り、幻影剣・幻影霧剣の使いまわしも有効。そのため通常罠により対応しない翼が三番手。
  メタカードは永続罠をメインにしたいところ。上記にないのは魔封じ・手違いと共にサイド投入されているためです。


○【芝刈り幻影騎士団】
 刈った芝の活用法として、2重に美味しい墓地利用効果をもつ幻影騎士団。
 蘇生効果の罠3種は落ちても騎士たちの再起に貢献する上、落ちなくても優秀な罠としてサーチ可能。
 連続蘇生を狙うため、霧剣3に偏らせず2-2-1で散らしております。
 除去が破壊に回帰した現環境において、《幻影剣》は過小評価されている。結界像用に限らず十分強いよ。
 
 オサレポイント:《幻影騎士団フラジャイル・アーマー》
  ★3は初動のインヴォーカーと返しのブレイクソードに絞るため、☆3勢が何度も出ても旨みは少ない。
  そこでしれっと☆4を1体仕込み、シラユキのごとく無限エクシーズ素材として活躍してもらいます。
  ピン挿しながらラギットグローブでも埋葬できるため取り回しはよろしい。
  ドロー効果もそもそも墓地に送っていい連中がコストのため悪くありません。


○【芝刈り紋章獣】
 ZEXAL晩期から始まった旧シリーズを見捨てない急強化魔改造の初代WP組。
 元より墓地で動くことがベースで、レオのサーチこそターン1ながら色々妙な強みをもっています。
 《高等紋章術》による1枚からエクシーズを用意する性質が十二獣の先駆けともいえますね。
 風属性が主戦力のため、地味にタケトンボーグが出てきたりも。
 ツインヘッド・イーグルの素材補充ギミックがドランシアの再起動に使えるのがポイント。長期間砲台として戦ってくれます。
 致命傷となるクリスティアら特殊召喚封じへ対抗の目があるバシリスクがサーチ対象なのも地味に優秀です。
 アンフィスバエナがさほどアド収支がよくないためアバコーンを3にしてカバーしたいながら、素引きを考えると躊躇われる微妙なバランス。ユニコーンは紋章祖1回ごとに3枚減る点を考えると2回使えれば十分です。

 重要ポイント:《No.22 紋章祖プレイン・コート》
  十二獣環境へのメタビ的回答。同名モンスターの展開を殺す。
  2体並んだ時点でエクシーズ前に潰せ、鼠ギミックに☆4を追加して自分の場に1体残せば初動から封殺できます。
  大抵先出し対策はドランシア経由で潰されるものの、ひとまず奴を残してターンを回されることは回避できるといえます。
  壊獣によるリリースだろうが後続を用意し、突破された場合の返しをある程度見込めるのは立派。
  また、会局・ドランシア・ブレイクソードなどで自爆させることで回転速度も早めます。共食いとかいよいよインゼクじみてきた。


○【ホープ・カイザー】
 登場当初から、紋章獣ベースで構築していたロマンカードの1種。
 ユニコーン+イーグルでエクシーズ素材有りで復活できるうえ、高等紋章術による展開の手数が単純に好相性。 
 計5~6枚必要な墓地事情が、芝刈りで肥やしやすくなったのも追い風。

 ただ「出せる」という満足ギミック発表会だけでなく、妨げを生存できる破壊耐性が白羽の矢が立った理由の一つ。
 単純な数の暴力で、封殺こそできずとも「あっちがたてばこっちがたたず」状態で返しまで生き残る。
 3000級のモンスターを立たせることによって、ドゴランにも当たり負けしない。3300連中も幻影剣でカバーして超えられる。
 
 呼び水となる★4はブレイクソードから出せることも見込み紋章祖以外は闇属性Noから選択。
 素材数を自由にしやすいラプソディ・単純高打点のクレイジーがそもそも採用候補なので選択は楽。
 新戦力として、ついに存在価値を見出されたのが《No.93 絶望皇ホープレス》
 ドランシアなど低打点の保護のほか、非破壊除去に狙われたカイザーを逃がして出現できるため意外と綺麗に立ち回ります。

 重要ポイント:《RUM-幻影騎士団ラウンチ》
  ネタカードにロマンカードを重ねる。それも素面で、戦略的に選択して。
  エクシーズ素材を枯渇させた闇Xを要求するラウンチにとって、カイザーはその対象を容易く生み出す存在です。
  RUMが速攻魔法軸に移行したことで、カイザーのSS不可制約も躱しやすくなりました。
  【十二紋章獣】でも【幻影十二獣】でもなく、【幻影十二紋章獣】なのはこれに由来します。

  ユニバースやプトレ、他のRUMと違いNo絡みの指定がないため、自由に呼び出しあえます。
  今回は闇No→アザトートによるロックを軸にドラギュロス→覇王黒龍を用意。
  枠を調整すれば高打点+RUMで出せば1除去のCアンブラルも有効。
  いずれも相手ターンに出すことで召喚時誘発やフリーチェーンで干渉できます。
   ドラギュロスの墓地効果は無効範囲外ながら蘇生制限にかかるため、RUMから出して使う必要あり。
   基本的にはアザトートの無効とリベリオンの全破壊を選択待機させるための存在。耐性面では鋼炎龍も一興。
  さすがにブレイクソードからのオピオンは枠不足と機会・タイミング上見送り。
  モルモを釣れるデブリで嵩増ししてダークマターも検討したものの、ベアーマン採用が面倒なうえそもそもデッキ除外は妨害力としてさほど効果がなかったためクビに。タキオンと闇8両方選択肢に必要で嵩張ったのもマイナス。
  ダメージ半減をものともしない高打点連撃は、相手ターン除去バーンもかませる覇王黒龍に任せられました。

○【十二獣】
 枚数を増やし初動率を下げていたり、モルモが2枚落ちるとアウトだったり、芝刈りと相性がいいとはいいきれない十二獣。
 それであろうと、「1枚からNo.を用意する」「ミラー環境だからこその紋章祖のミラーロック」「あまつさえそのまま紋章祖を叩き割る」とこれだけ仕事ができれば採用しないわけにはいかない。そもがこの今しかできない鼠ミラーロックのために組み始めたデッキです。
 初動鼠率は、天機・会局、または芝刈り・紋章術といった「引き込みたいから3積みするけど複数回は使う予定のない魔法カード」が多いことを生かしてサモンプリーストで多少ながら補強。シラユキやフラジャイル、各紋章獣も引き出せたり結構器用。
 ☆4を4体並べたいデッキなので、ベイゴマインヴォよりも取り回しがしやすかったりします。
 サラブレードは、個人的には「天機と会局・ベイゴマが被った時に手札からモルモを捨ててドローに還元しつつタイグリスで交換させる」カードです。主軸じゃない出張でも1枚は入れていいと思います。ヴァイパー以外のサーチ予定に乏しいデッキは特に。

 オサレポイント:《暗黒のマンティコア》
  同名2枚からのループを形成できるカード。基本的にループを何かに還元するギミックがないとただの遅延。
  近年は鼠による連続特殊召喚のメタで増殖した《増殖するG》に対する逆張りメタとして存在を認知されました。

  芝を刈って落ちた場合、サーチや自壊を介さず墓地で起点に使える手っ取り早さがウリ。
  つまりこれが見えてしまうと、そのターン相手は持っていてもGを撃てなくなるともいえます。
  またブルホーンが余った時に、紋章祖をリリースして能動的に効果を使うためにサーチする用途も。
  紋章獣で獣・鳥獣も嵩増しされているため、単純戦力としても悪くない方です。ドラギュロスX素材は期待してない。
  警戒させることが重要なので、一度見せればサイドチェンジ枠に空けてしまってもよいかと。
  このカードを見込むと、ブルホーン2枚採用が必要で枠が更に圧迫されるのよな・・・。

 オサレポイント:《SR-三つ目のダイス》
 個人的には、2枚目以降が腐って用途もないベイゴマ3-トンボ1という採用は好きではありません。
 そのため当初は2-1にしていたのですが、やはり初動率は確保したいためフル採用に。
 ならばと逆に1体追加。罠が嵩張れば召喚権が余ることもあるので大きな問題にはなりません。
 むしろ芝で落ちても仕事ができるという墓地能力がポイント。ドランシアの保護に一役買います。


○基本的な構築思想・動き
 ABCやアビスラグナロクの除外、ユニコーンのバウンスなど対象耐性でないと太刀打ちできない連中が横行していた前期と比べると、ドランシア・シミター・妨げといった「破壊」が除去のベースに戻ってきていると思われます。
 平均打点も3000ばかりでなくなり、《幻影剣》《幻影翼》の強さが以前より際立つ環境です。
 戦闘で狙われやすい打点不足もヴァイパーで自爆特攻できる攻め手も、破壊耐性が好相性です。
 これらとホープレス・霧剣の戦闘妨害を駆使して、除去砲台として優秀すぎるドランシアを保護・維持しアドソースとしていきます。
 序盤はドランシアとコンバットトリックでコントロール気味に消耗戦に持ち込みます。

 うまく芝を刈って墓地が整ったら、手数に任せて相手の妨害を踏み越えてホープカイザーを狙います。
ペンデュラムモンスターのような使い減りしない除去も減ったので、消耗した相手に高打点の壁&破壊耐性は結構な存在感になります。
勿論壊獣によるリリースなど突破手段がないわけではありませんが、基本的に有利な取引に持ち込めます。
あとは紋章祖を往復させながら地道に削り取るまでです。
 中盤以降は一転、打点と耐性の暴力を駆使し並べて殴るという原始的なビートダウンに回帰します。
お互いに補給線が強力な現代、ギミック依存度の大きい《電光千鳥》などを採用しチマチマ削るよりも一気に仕留めたいところです。

 二段構えの動きなのは、芝刈りに依存したワンキル寄りに振りすぎると対応力が落ちるためです。
《左腕の代償》まで採用し成功してもリスクが大きい上、単ギミックに依存しすぎるとそこに妨害を集中されると動けなくなります。
芝ミラーで刈れないときのことも考えると、あくまで自力で動けるギミックを維持しつつ爆発力を高めるために使いたいというのが芝刈リストの結論です。
 もちろん、バエナ・ブーツ共に同類2枚から動くギミックなので事故の可能性は往々にしてあるわけですが…。



互いのギミック同士の特性的なシナジーに加え、紋章獣の様な前時代に取り残されていたと見られているカードも使いこなし、ホープカイザーをはじめ上記オサレポイントのようにファンデッキになりがちなカードも、環境を見込んだ必然な用途を見据え自信をもって採用できたと思います。ファン寄りビルダーとしての構築的にも結構満足度は高いです。

しかし現環境、ディメンションボックスなどで多方面強化されているわりにこのトップの壊れた単体性能に愛想つかされているのか、盛り上がりに欠けているようで残念です。
自分が期待する環境はこのデッキの寿命の先、ちょっと刹那的で切ないデッキでもあります。
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プロフィール

戸付湯歌

Author:戸付湯歌
たかが知れている。

思いつきはツイッター経由。
 思考の嗜好であり、試行の歯垢に過ぎない。

主に遊戯王のカードやデッキの考察、自分専用まとめwiki。
たまに漫画・アニメ評とか。
神海英雄先生のソウルキャッチャーズは永遠の魂です。

主要記事
遊戯王 過去の妄言
ご当地大戦 布教用考察
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