第一回・週刊少年ジャンプ新連載考察 2回戦

この記事は以下の記事の続きとなっております。

 http://10month10days.blog106.fc2.com/blog-entry-2.html 



それでは引き続き、「メタリカメタルカ」の世界を彩るメタルの解説をば。

   002.jpg


2つめに解説するのはイグニ鋼です。

イグニ鋼
 水に反応して沸点まで導く生活メタル
 ミネラル含む消耗品


「点火」を意味するIgnitionから命名されたと見られる熱媒体。
 まず、軽く感動した描写から。


   003.jpg


イグニ鋼は水と直接反応するため、コンロのように外熱を加えず直接水に沈めて用います。
 そのため、沸いたお湯を使うにあたってこのケトルにあるような網部分に引っ掛けて
 湯きりを行い水と鉱石を分離させています。カップヤキソバのあれです。

おぉ・・・なんという材料にあったものづくり・・・。

ただ架空のものを設定するだけでなく、それが存在する世界の生活や文明が垣間見える一コマ。
 細かいことだけど、ちょっとうれしくなりました。
 ついでにおねえさん(シエラ)が個人的にツボなのもいい感じです。


イグニ鋼の要素を、説明と被りますが整理しましょう。
 ・水と反応して熱を発する
 ・消耗品
 ・成分はミネラル(恐らく生体に無害)
 ・薪で沸かしたお湯で代用可能

ちなみに鉱物学的見地では鉱石固体自体をミネラルと呼ぶようですが、おそらく栄養素の意味合いでしょう。
 亜鉛、鉄といった金属元素に加えヨウ素、リンも含むそうです。

ナトリウム、カリウムといったアルカリ金属種のミネラルは水との反応性が高く、
もしかするとこれは実現可能な物質かも知れません。
詳細な検証は省きますが、反応熱に加え水への溶解の際にも熱が発生するものがあるため、組成によっては沸騰させるほどの熱量を生む場合も。水の分量はあまり多くないほうがメタル消費が抑えられます。


ミネラルを含む消耗品、つまり反応過程で水にミネラルが溶け込むのでしょう。
薪で沸かした(=何も溶かしていない)ものと同様に使えるとポワン氏の発言から読み取れますが・・・


ミネラルのうちカルシウム、マグネシウムが多く含まれているとちょっと怪しくなります。
硬水としての傾向が強くなるためです。硬水の特徴としては

 ・ミネラル分の量だけ口当たりが重く癖が強い
 ・下痢の原因
 ・ミネラルの析出が機械を傷める
 ・布製品が固まったり色むらがでたりする

などが挙げられ、生活メタルという割にはあまり生活向きではない性質が発生します。
ちなみに炭酸ナトリウム分が多いとかん水となります。
 この世界ではうどん・そばよりラーメンが発達してるかも。

ミネラルの溶出は鉱石の目減りに繋がります。消耗品であるところからも推察されます。
それだと、こんな大きな穴じゃ引っかからないんじゃ・・・?
あれれー


性質はさておき、細かいが気になる部分が。

これ、イグニなんですよね。

鋼というのは、基本的に鉄系合金をさしています。
わざわざ「鉱」ではなく「鋼」を関しているため、
 ・鉄を主成分とする
 ・精錬された人工物
 ・合金
であることが考えられます。

鉱石は酸化物、硫酸化合物といった化合物であり、分類としては無機物になります。
対する鋼のような合金は金属、同じ金属元素を持った物質でもこの違いは大きかったりします。

一般にイオン結合からなる無機物より金属結合からなる合金の方が熱伝導性、加工性に優れます。
 カイロステンも金属なんじゃないかと思うほど、金属光沢というあの独特の輝きも特徴のひとつです。
 変わりに無機物の方が硬く、すでに化合している分化学的にも安定です。

仮にナトリウムのような反応性の高い元素が金属と存在しているなら、イグニ鋼の反応性にも納得がいきます。
でもまさか、お湯を沸かすためだけの物質をわざわざ精錬するとは考えにくいです。
 元素比の調製とか、いろいろ高度な技術を要するはずです。
逆にこれが天然の産出物だったら?雨が沸騰してその鉱山は穴だらけですね恐らく。

妥当な仮説としては、
 「イグニ原鉱が産出され、簡易な精錬でイグニ鋼を生産できる」
といったところでしょうか。

技術面は超能力者もいるこのマンガなので追及しません。


1鉱石に1記事消費。まだまだ続きます。
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