バズルジャグルについてオタク特有の勝手な深読み語りを行う記事




ジャンプGIGA2017vol2掲載、バズルジャグル/神海英雄

なんだかんだまだソルキャ完結から1年ちょいしか経ってないってのが、早いような遅いような。
で、ツイッターで興奮して終わるには惜しい、キムさんと別れ田口氏と組んだ神海先生の今後がちょっと垣間見える作品だったように感じたわけです。

こじらせた特定作家のファンなので、思った事なんでも言っちゃいます。

ダウンロード (1)


👍悪魔の名を冠するディアボロを駆る、悪魔の名を冠するサタン

 天使だとか神だとか、これまでの連載主人公はモチーフをもったネーミングをしているのが特徴ともいえる神海作品。
 リヒトやシアンの命名方法を作中で解説させちゃうぐらいには、ネーミングに愛着のある作家だと思っています。
 今作の主人公・ダイキの苗字も佐端。サタンといえば天使から堕ち悪魔となった者の名です。
 悪魔を意味する言葉にも似たディアボロを取り扱うにあたって、あわせてきたのかなとか。
 前作は音楽関連文字縛りでしたが、今作のライバルは悪魔縛りかな?と思わせる中二力。
 もう連載前提かよというか、ちゃんと連載を見据えた「「いつもの」を出してくれているだけで期待が膨らみます。


👍バディはヒロイン

 神海英雄の挑戦 その1。ヒロインを前面に押し出す。
 ソルキャはある意味全員がそれぞれの主人公といった趣もあったので、女性キャラも自立した魅力がありました。
 今作はダイキとマリナの組み合わせや掛け合いも見所のひとつで、ヒーローヒロインでセットが成立していたりする。
 幼馴染で距離が近く、無遠慮に言いあえて、最後にデレる。最高か 
 とりあえず、予告カットのあの絡みつく体勢が「一緒に小さい画面」を見るっていう意味があったのに脱帽。エロい


👍描かれる家族の肖像

 挑戦その2。これまで、主人公の家族は描かれない傾向がありました。
 他のキャラについても音羽父や剛健の名など、試練の表現としての扱いがメインでした。
 今作では憧れ・目標と言った位置に父を置いており、主人公のモチベーションに深くかかわっています。
 この辺は、ソルキャあとがきにあったように家庭環境への妄想考察気にしちゃったのかなぁ・・・という想いも少し。 


👍怪我

 私はソルガチとしていいところもわるいところも纏めてソルキャを愛好していますが、そのグッドといえない点の一つとして、傷病描写があります。
 モコ(読切では楓)から始まり、咲良や剛健の件など意外に病院を舞台にした話が散見されます。
 このどれもが「不可抗力による悲劇」であり、簡易なお涙頂戴をつくる舞台装置であるのが少々モヤッとしていたわけです。
 金井淵が何をやらかしたのかと思えば交通事故って、ちょっと肩透かしを食らった所がなくもなかったわけです。

 で、今作も怪我はスト-リー上の重要なファクターとなっています。
 今回がこれまでと違うのは、「意志によって引き起こされたもの」である点です。
 ヒロインが害されたことにより、立ち上がり立ち向かう主人公。
 意志の力を重要視する神海作品であるからこそ、単なる理不尽にとどまらない意志とのぶつかり合いが見たかった。
 そういう意味で、バズルジャグルは個人的に求めていたものを満たしてくれました。
 その上でジャグリングのもつ危険な側面の啓発としてもしっかり示され、題材への理解を深めさせてくれる。
 高望みにすら応える神海英雄、彼はまだ進化を残している・・・。
 

👍「大勢」と「ひとりひとり」

 LIGHTWINGは「オレが、お前自身がやるのかどうか」といった自意識の物語だと考えています。
  悪役であるシアンが、自身の関心ではなく他者に干渉することを第一としているところからも見て取れます。
 SoulCatcher[s]はそこから一歩進み、「オレの心・行為は周囲にどう影響するか」を重視しました。
  自分が変われば周りとも変えあえる、そんな相互作用が心地よい読み味を形作っていたように思います。

 バズルジャグルでは「誰にどう魅せるか」といった、心の指向性を見せ場として提示しました。
  ワンフォーオールであり全は一、一は全。
  ソルキャで「それぞれが感じたままでいい」という結論に至ったわけですが、

 自分がソルキャを語るときにあたって「若い"世代"に読んでほしい」という群体的な要望をもちつつも、「これは俺のために描かれた物語だ」と錯覚したくなる属人的な存在でもありました。
 それを両立する答えを魅せられたような、まさに「それだよ英雄カッケー!!」な気持ちなのです。


どうもいまだに「いいね」という締まらない響きの単位が耳に慣れません。
そんな中でバズルジャグルは「かっこいい言葉」として上書きしてくれたようにも思います。
わたしからは5いいね連打しつつ、今後もいいね待機させていただきたいと思います。
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戸付湯歌

Author:戸付湯歌
たかが知れている。

思いつきはツイッター経由。
 思考の嗜好であり、試行の歯垢に過ぎない。

主に遊戯王のカードやデッキの考察、自分専用まとめwiki。
たまに漫画・アニメ評とか。
神海英雄先生のソウルキャッチャーズは永遠の魂です。

主要記事
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