高次世界から生まれる超越策―《メタバース》




総合公式サイトは念願の存在でお世話になっていますが、個人的にはサイトリンクのみよりツイートでテキストまで載ってる紹介形式の方が好きです(ブログに張って使いやすいから)。


そんなこんなで、「何回再録してんだよ」「盆回しも出たしもうすぐの命だな・・・」と言い続け かれこれ数カ月、ついに準制限がかかった《テラ・フォーミング》。
矢先に、新たな無償サーチが追加されたよオイ。


《メタバース》 通常罠
 デッキからフィールド魔法を1枚選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。


短い。 テキストの短いカードは強い不文律。言葉の意味的には《擬似空間》と大差ないけどちゃんと残る。
フィールドサーチの代替手段としては、《終焉の地》《ポップルアップ》、細かいところでは《ラストリゾート》などがありました。
これらはどれも発動条件があり、単純な積み増しとしてはカウントできませんでした。
そこにきて、発動条件なし かつ無償。 また消極的スタン落ちがなされてしまった。

特筆すべきはフリーチェーンであること。
フィールド魔法は先出し必須であることから、リスクを付与するタイプのカードは基本的に牽制扱いとなり、発動機会が少なくなりがちです。
これらを相手の動きを見てから出足撃ちで発動できるため、効果適用を前提としたデッキの運用難度が劇的に改善されました。
デッキから出す特性上対象も取らず、発動される効果内容が伏せられたまま適用に至るのも強力です。
既存のフィールドの逆利用を狙われた際には上書きによる緊急回避にも使えます。

また、「効果で別のカードを発動する」というのも地味に有効な特性です。
永続系の鬼門である「発動時の除去による不発」をかわせる、沈黙させられる魔法(の発動)メタを掻い潜れるといった付加能力があります。

もちろんこのカードも相互互換と呼ばざるを得ない欠点はあり、単純に強いだけではありません。
魔法であったこれまでと異なり罠であるためセットを介し、最速で相手ターンでの発動になります。
近年多いサーチ付きを初動に使えませんが、一方で《絶対王バック・ジャック》などのサポートは新たに得ました。
《盆回し》と違いサーチも選択肢のため《灰流うらら》にかかるも、逆に《ライオウ》《手違い》等からは逃げられるため【メタビート】では《テラ・フォーミング》よりも腐らせず採用できます。

近年の強いフィールド魔法というのは「初動の準備に優秀」といったものが多くあまり噛み合いませんが、特殊な状況を生み出す旧来のフィールド魔法にとってはありがたい存在です。
どんなカードと組み合わせうるか、考察が楽しいカードってこういうのなんですよね。以下事例。
●発動時デメリットの踏み倒し
 
 《メタバース》の特筆すべき特性の一つとして、「発動時の処理は行えない」というものがあります。
 フィールドそのものを発動チェーンに載せないせいか、発動タイミングがやってこないのです。
 そのため、発動時の宣言処理が必要な《光の護封陣》は効果適用不能の模様。
 これは近年多い発動時のサーチを行えないデメリットでありつつも、逆にこちらの被害となる効果も止まるわけです。
 《ジャンク・コレクター》などのように解釈すれば、発動コストが必要なカードが登場した場合も踏み倒せるのかもしれません。

 《オレイカルコスの結界》:破壊の強制効果
 《トゥーン・キングダム》:裏除外
 《古の森》:表示形式の変更(この場合はコンボに使えないデメリットか)


●コンバットトリック・・・攻撃宣言時

 アップ:《聖域の歌声》《エクシーズ・テリトリー》
 ダウン:《ロストワールド》《紫炎の霞城》
 変化: 《おジャマカントリー》《メガロイド都市》

 元々のフィールドの本意であったステータス変動を活かした用法。
 《ジュラゲド》のようなモンスター増減が絡まないため、巻き戻しも起こりません。
 ただし変動値が苛烈なカードはあまりないため、あまり打点に差が開かないメタビ戦向けかも。
 《メタバース》の時点ではステータス変化カードに該当しないため、ダメージステップに使えないのは注意。


●特殊召喚する効果にチェーン・・・特殊召喚誘発

 《ブラック・ガーデン》
 《サモン・ブレーカー》
 《召喚制限-エクストラネット》
(エクストラデッキから)
 《王家の眠る谷-ネクロバレー》(墓地から)

 相手の動きをこちらのメリットに変える、はずが実質動きを避けさせるデメリット付与になりがちなカード達。
 ネクロバレーは効果無効=不発によるディスアド誘引なので少々毛色が違うか。
 チェーンに乗る特殊召喚効果を狙うため、融合以外はあまり割を食っていないところはなくもない。
 その関係で、《フューチャー・ヴィジョン》もあまり強化されたとは言い難い所がある。
 今後は連続特殊召喚ありきの効果が多いリンク召喚のシェア向上に伴い注目度は上がるかもしれません。


●自分の効果にチェーン・・・効果誘発

 《PSYフレーム・サーキット》
 《スターライト・ジャンクション》
 《霞の谷の神風》
 《ナチュルの森》


 コンボの動きであることをギリギリまで悟らせない必殺技。
 特にサーキットはデッキシステムの根幹をなし、真っ先に除去を狙われるので直前まで存在を伏せられるのは大きい。
 とはいえ処理後に改めてチェーンを組む性質が多いことから、結局チェーンサイクやうさぎは食らうので過信はできない。


●相手の全体除去にチェーン・・・破壊時誘発

 《歯車街》《魔導書院ラメイソン》《風雲カラクリ城》
 《神縛りの塚》《機皇城》《Kozmo-エメラルドポリス》


 対象が絡まないため仮想敵が羽帚ぐらいしかないながら、ガン伏せのプレッシャーにとびついた相手をいなせます。
 フィールドセットは何か露骨だったところを、メインゾーンに騙して伏せられるとも解釈できます。


●耐性付与

 《ゾディアックS》
 《ドラゴニックD》
 《煉獄の氾濫》
 《ディフェンスゾーン》


 見えている耐性はそれ以外の方法の除去を誘発しますが、基本破壊は手軽なので見えていなければ優先されます。
 真竜で両方の破壊が横行しているからこそ、カバーし合えるのが盤面の維持に貢献します。
 毎度のことながら対象耐性は先撃ち必至なので注意。


●メタ運用
 
 《アンデットワールド》
 実質《DNA改造手術》。真竜のような効果によるアドバンス召喚をすかすのにも使えます。
 これはセットが挟まる盆回しにはできない芸当。

《クリアー・ワールド》
 属性みてから適用余裕でした。
 相手に強いることがしやすいのは闇・炎・水あたり。特にアドバンテージ直結の水は強い。
 逆に地のデメリットをこちらが受けそうな時の回避にも使える。
 風は先撃ち必須なのでそこまで相性は良くない。

 《サベージ・コロシアム》
  バトルフェイズに入らない、という対策をさせず逃げられなくしてから誘い込む。
  逆の性質をもつ《古の森》とは相性が良く、殴らせたあとに根絶やしにすることも。
  戦闘を行っていないターン終了時に発動してもきれいさっぱり処分できる。
《マグネット・フィールド》《ゴーストリック・ミュージアム》《スパイダー・ウェブ》《断層地帯》あたりも見えるリスク回避のため戦闘を抑制させてしまうカードなので、罠にハメるためには攻撃宣言時に使うと後戻りができなくなってよい。

【トラミッド】
 岩石族は全体的にフィールドを駆使する傾向がある模様。
 トラミッドは相手ターンでしか交換ができないため、むしろ自分のターンに使う補完用として活躍します。
 クルーザーで回復&ドロー、破壊妨害がこればフォートレス、順調ならキングゴレムと選択可能。


うーん、思ったよりこの用法ならではの運用ができるカードは今のところ少ないのかもしれません。
永続の特性上、相手の動きに誘発するタイプがそこまで多くないせいでしょうか。
永続魔法と異なるフィールドの特性は「変則ルールを付与する」ともいえる独特な立ち位置でもあるので、互いへの影響力の大きい偏屈なカードが増えてくれるほど楽しくなるのかもしれません。求むライホウのような効果処理に食い込むタイプのフィールド魔法。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

戸付湯歌

Author:戸付湯歌
たかが知れている。

思いつきはツイッター経由。
 思考の嗜好であり、試行の歯垢に過ぎない。

主に遊戯王のカードやデッキの考察、自分専用まとめwiki。
遊戯王コラムニストを名乗りたい感じの妙な総括記事も上げます。
たまに漫画・アニメ評とか。
神海英雄先生のソウルキャッチャーズは永遠の魂です。

主要記事
遊戯王 過去の妄言
ご当地大戦 布教用考察
SoulCatcher[s]章別感想

最新記事
カテゴリ
履歴
マーケティング
TL
検索フォーム
最新コメント
QRコード
QR
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ