頭のよい子を育てる秘訣は?
「あなたは賢いから」と子どもを励ますのはあまり効果がない。
才能よりも努力に重点を置く考え方を身につけることが大事だ。

             スタンフォード大学教授 キャロル・S・ドゥウェック


図書館で読んだ科学雑誌の特集について。
 発効日見てなかったけど思った以上に古いのだったんだな

日経サイエンス 2008年8月号臨時増刊 こころのサイエンス04号

要旨としては、「賢い」という才能を褒めるよりも「がんばった」という過程を褒めた方が子供の成長に良いという話。

賢さを褒められた子は、自身が高い能力を持つ事を誇るようになってしまう。
 自身の能力で解決できない困難にあたると逆に自身の能力の不足を憂い、腐ってしまう。
 勉強=向上を必要とする能力不足=バカであることを認めることを嫌う。

対して努力を褒められた子は、自身が成長できる喜びを知る事ができる。
 難問も新たな成長の試練ととらえ、最終的にこちらのこの方が高い能力を磨き上げる。
 勉強=向上していくことを好み、モチベーションとできる。

努力の大切さという道徳的な話を証明した、という穿った表現もできるものの。

なにより精神にキたのは、自身が典型的な「前者」であったことだ。

例として、このような話から導入されている。

少年は幼少から優秀で、こんなものも解けない同年代を見下していた。
しかし中学ぐらいで勉強についていけなくなると、やる気を失ってしまった。


自身も小学生ぐらいまでは余裕で100点取っていたクチだった。
しかし、中学晩期でトップでなくなった。
 所詮進学塾に行っている奴との差である。私に向上心は無かった。
 進学も定員割れの推薦入試で何事も無く決まり、研鑽の機は無かった。
さて、どんな凄い学校に潜り込んだかと思えば、入学1発目で1位。
 たいしたことがないと、正直見下した。落胆した。
 同時に主席の座として変な目立ち方を嫌った。
以後徐々に順位を落したが、対して力のいれない勉強で最低限上位。
 友人から結局、「頭がいい」の評価を得てしまった。
しかし、最終成績は中の上であった。
 いわゆる専門科目による難易度高騰である。
 しかしこれまでの姿勢でも単位は落ちなかった。

そして現在である。
 同様の姿勢で、いい加減単位を落し始めた。
 もう成績証明書はギリギリの惨事と化している。
 それなのに、就職・院進学への努力ができなくなっていた。

 ここに、世間一般に見て「ゆとり世代の駄目学生」が成立した。

ゆとり教育の不の遺産だとか、責任転嫁はそりゃできなくもない。
問題は、努力に価値を見出せない自分ができてしまった事だ。
 その上例より症状の進度が遅く、最低のタイミングにぶつかってしまった。
 努力を続ける友人達をみて、眩しいことこの上ない。

「頭がいい」。私は謙遜を繰り返し、否定し続けてきた。
 今の惨状を見る限り事実だった、とかそういう話ではない。
 否定しつつも、確かに才能への過信が刷り込まれていたのだ。
 
能力への賛辞。
 特別なものをもっているものへの、ある意味でひがみである。
 褒めていようが、負の感情である。
 確かに憧れのような正の感情は、「持つ者」より「為した者」に向く。

「外見じゃなく、俺の内面を見てくれ」というイケメンの主張があるとする。
 外見は才能を示し、内面を努力とする。
 どっちを褒めると嬉しく、さらなる向上心を与えるかは一目瞭然だ。

実際に努力家が勝つ以上、今後も自己研鑽が必要なのは頭で理解できる。
 しかし心がもう、向上を欲していない。才能本位が培われてしまった。
 手遅れである。こう結論付ける精神となってしまった。

あくまで「わたしはこう」なってしまっている。
 対策や提言は私にとって何の意味も持たないが思考して置こう。


第一に子供の少ないボキャブラリーで人を褒めてはならない。
 無駄な刷り込みを得てしまう。
第二に大人は確かな少年の姿を見ていなくてはならない。
 結果でなく、それに至った過程を褒めるために。
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