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K コミュ力と Y やるべきこと

となりの柏木さんの新刊を読んだ雑感。

オタクが美少女と仲良くなる話というのはよくあるあらすじ。
 女子側もオタクであったりするが、この漫画においてはシチュエーション以上の意味は持たない。
この漫画で最も強調されている点は、「コミュニケーション」、つまり主人公の桜庭雄斗がKYである点だと思う。
 最新刊(3巻)ではそれによって生じた歪みと向き合う事から始まる。

KY、空気読めないとは何であるか。すなわち周りが見えていないこととされる。
 その上で不適切な言動をすることが本意だろうが、根底はそこにある。
 自己中は周りが見えていても我を通す。KYはまず状況・影響を把握していない。
 空気の読める読めないとはどこで決まるんだろうか。

新都社のWEB漫画の中のセリフに、こういったものがある。
 遊戯王裏世界大会 GATE より
「さっきの俺にはフィールドが 墓地が 手札の枚数がみえていた
 今俺の目に映っているのはな あんただ決闘者!」


ある意味、「さっきまでの俺」がKY状態であり、「今」はその殻を破った状態とも言える。
 この決闘では、ここを境に相手にいなされ続ける劣勢から主導権を奪い取る。
 
フィールド、墓地、手札の枚数。遊戯王というカードゲームにおける公開情報である。
 伏せ、手札という非公開情報の内容に対しての想像が欠如していたことを省みるシーンだ。
「決闘者を目に映す」ことで、彼の使用カードの傾向だけでなく発言や振る舞いで相手を理解した。

「柏木さん」のケース。
 今回の問題では、「落ち込んでる雄斗を励ます」目的で「イラリクを受ける」という提案をした柏木さん。
 その状況に乗って「自分の希望」の希望に「イラリクを続けた」雄斗、という対比になっている。
 その上その影響で「必要とされている私はスペックにすぎないのか」という疑念を抱いてしまう柏木さん。

柏木さんは、気持ちを目に映した。そのために自身のスペックを用いた。
雄斗は、相手のスペックを見た。それを自分の気持ちのために利用した。
 やべぇ、対比して纏めたら最低すぎる・・・。柏木さんマジ天使。

この気持ちとスペックの問題がKYの本質のように感じる。
 好きだから、でも目的がある、でもいい。スペックの習得は気持ちがありきだ。
  だから能力を才能で片付ける作品にいまいち共感できないのかもしれない。
 その気持ちを無視してスペックだけを見られたら・・・?

 商品の企画思想にも似たような事が言える。
 最新技術のスペックのおしつけではなく、それで達成できる「気持ち」に答えられる設計がヒットの要点である。
 だからスペックがそれなりでも、気持ちに答えられればシステム単体すら商品になりうる。

先の例の決闘の場合、大半は「勝利したい」という思いを元にデッキをくみ上げる。
 こちらは人間関係の様な思いやりではなく、対立する相手の思いを上回る事が求められる。
 そして決闘中において、勝つために手札・山札という選択肢から選ばれたものが場に存在する。
 場の主導権の奪還だけでなく、先の手や伏せられた対抗策を鑑みて判断しなくてはならない。
  まぁ、だからこそその駆け引きをほぼ否定するシエン連打とかが憎いわけだが・・・。
 ともあれ、場で見えるカードのスペックだけが全てではないのだ。詰め決闘しているわけではない。
 運用という名の気持ちを見なくてはならない。
  ここに自身の反省点があるように思う。手元は見ても表情は見ていなかったかもしれない。

カタログスペック以外の設計思想を読む。機械相手ではさほど必要でないが、対人関係の肝はこれなのだろう。
 しかし自身を含めてこれをできない人はやはり増加の一途だとも思う。
 例えば匿名掲示板のような環境では刹那の字面のみが重要であり、裏まで必要となりにくい。
 雄斗の「2次元にしか惚れないはず」という主張は、3次元現実はその読む過程という煩わしさが壁となっているともとれる。
 逆に言えば、網羅された設定の殆どを把握できる対象しか相手取れないという甘えでもある。
 そういった機械に囲まれてきた弊害としての価値観なのかもしれない。
  まぁ、その機械自身も多分にブラックボックスを含んでいるのだが。

養うべきは、気持ちを知ろうとする心。
 生涯学習というのは、スペックの後付はいつでもできるという考え方ともいえる。
 旧来は自然に身についていったものだったのだろう。
 だが現状の社会で不足が見られる以上、初等教育は学力=スペックよりもこちらを重視すべきなのかもしれない。
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